おはようございます。

昨日のNY株式市場は小幅続伸にて最高値を更新。連休中の海外市場の騰勢や市場予想を上回った1月NY連銀製造業景気指数の他、トランプ前大統領の弾劾裁判の早期決着による経済対策協議の進展期待、バイデン政権による国内ワクチン供給量の増加方針などを好感して堅調に寄り付くと、引けにかけては概ね31,500ドル台にて売り買いが交錯。個別では 長期金利の大幅上昇を好感したJPモルガン、ゴールドマンサックス、原油高を好感したシェブロンの他、キャタピラー、ボーイング、セールスフォースが指数を下支え。ナスダックは、アップル、テスラが売られて反落。

NYダウ 31,522ドル +64、ナスダック 14,047p −47
米10年債利回り 1.309% +0.109、為替  105.92円/ドル
NY原油 60.05 +0.58、CME225 30,415円

NYダウのテクニカルは、月初からの急騰に対する日柄調整後の一段高を期待させる格好。米10年債利回りも景気や金融市場の正常化を背景とする健全な流れ。ただし、NY株高の原動力であるハイテク株にとっては「金利高→株安」思惑も働きやすいため、直近の急ピッチの上値切り上げが利確ラッシュの建て前として利用されるシーンには要注意。

big (14)

□ 本日の展望 : 高値持ち合い ± 先物需給
NYタイムの日経先物なりに利確優位で寄り付いた後、引けにかけては押し目買いや売り方の買い戻しが下支えとなる一方、利確売りが上値の重石となる直近高値圏での持ち合いが本命視されます。想定レンジは30,250〜30,600円。(昨日終値30,467円)

★ 本日の戦略 : 下振れ対策を確認しながら前進!
NYタイムの市場環境に目立った変化はないため、本日も流動性高めの好テクニカル銘柄をポジションの中核に据えた押し目買い・上昇時の売りすぎ注意スタンスを継続。

一方、昨夕触れたように「日経平均と個別需給の乖離」が個別の連鎖的投げ売りリスク、日経平均のプチバブル化と崩壊リスクが軽視できないレベルに達してきたと判断しているため、弱テクニカル・ストレス玉は大胆な売却を計るとともに、継続予定銘柄についても下落時の手仕舞い条件の厳格化により売りそびれに警戒する構えで臨んでください。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】
△ 8088 岩谷産業
決算シーズン終了に伴う水素関連の見直し思惑で注目。

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『 丁寧なリスク管理の繰り返し!』

では 本日もよろしくお願いします。