金曜日は3銘柄のIPO新規承認が出ました。これで6件になります。4月IPOは前半からかなり飛ばしていますね。これで同日複数上場が連続することになりました。

ファブリカコミュニケーションズ(4193)のIPO新規上場情報

fabrica

名古屋市に本店を置く企業の上場です。もともとは自動車板金塗装業で、中古車情報プラットフォームサービスで躍進しました。その後は情報技術企業として技術サービスで勝負していますね。

想定価格は5,500円。主幹事は東海東京証券です。
吸収金額が想定価格ベースで約32.3億円で、ジャスダックスタンダード上場の中型IPOです。

5,000円を超える値ガサIPO案件ですね。東海東京証券主幹事のIPOは2020年12月のインバウンドテック以来です。インバウンドテックも5000円を超える値ガサ案件でした。初値はなんとかなりましたが、実は現在値で公開価格割れしています。

東証の方針としては1単位50万を超えたら分割を推奨していると思いますが、上場時にそれを超えるというのはいずれ分割の思惑などから、本来は評価すべき部分です。過去には1株単位で100万以上のスタート銘柄が初値でぶっ飛んで始まるものも多かったです。

時代は少し変わっているので値ガサだからノールックで評価は今はできないかもしれませんね。

もともと自動車板金塗装業だったころからネット企業ですが、自動車に関する(特化した)ネット企業というイメージですね。

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「symphony」というプラットフォームが車に関わる様々なビジネスを包括的に管理しています。

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業績は売上はそんなに変わってないですが、ここ数年で利益が急成長しています。

4月IPOも数が増えてきてこの銘柄も複数上場日に入っていますので、仮条件発表時に上場時の状況をイメージしてBBスタンスを考えられればと思います。

とりあえず主幹事東海東京証券の口座がないと公募当選の勝負にならないので用意しておきましょう。あとは幹事団が結構多く松井証券楽天証券がしっかり入っていますね。必要資金が多くなる分、申込者は減る可能性があるので当たりやすいかもしれません。

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4月IPOの勢いが止まりません。GW付近は例年一旦お休みシーズンになるので、それまでにしっかりとIPOで結果を残せるように準備しておきたいですね。

ファブリカコミュニケーションズ(4193)のIPO新規上場情報

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