ビジョナル(4194)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(3月17日)は4社のIPO抽選結果発表があったので、その抽選結果確認と記事更新で忙殺しておりました。相変わらずまったく当選する気配はありませんが^^;

このビジョナル(4194)は会員制プラットフォーム「ビズリーチ」を運営している企業で昨年(2020年)株式会社ビズリーチから持株会社に移行したため、社名変更となっています。数年前から上場観測のあった企業ですね。

ビジョナル(4194)の上場日は4月22日(木)で今のところは単独上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事は野村證券三菱UFJモルガン・スタンレー証券2社共同主幹事となっております。4月IPOは野村證券主幹事案件が目立ちますね。

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3月20日(土)追記

ステラファーマ(4888)ネオマーケティング(4196)が同日上場で入ってきたため、4月22日(木)は3社同日上場となります。

ビジョナル(4194)のIPO(新規上場)情報

設立:2020年2月3日(実質上:2007年8月1日)
業種:情報・通信業
事業の内容:プロフェッショナル人材に特化した会員制転職プラットフォーム「ビズリーチ」等の運営

ビジョナル(4194)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード4194
名称ビジョナル
公募株数2,127,700株
(国内:505,100株)
(海外:1,622,600株)
売出し株数11,248,700株
(国内:1,274,400株)
(海外:9,974,300株)
オーバーアロットメント266,900株
IPO主幹事証券野村證券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
みずほ証券
大和証券
楽天証券100%完全抽選
SBI証券
マネックス証券100%完全抽選
大和コネクト証券委託幹事
IPO発表日3月17日(水)
上場日4月22日(木)
仮条件決定日4月6日(火)
ブック・ビルディング期間4月6日(火)~4月9日(金)
公開価格決定日4月12日(月)
IPO申し込み期間4月13日(火)~4月16日(金)
時価総額1,549.9億円
吸収金額594.1億円
想定価格4,355円(435,500円必要)

公募株2,127,700株については国内海外で販売される予定となっており、国内募集株式数505,100株及び海外募集株式数1,622,600株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は公開価格決定日2021年4月12日(月)に決定される予定となっております。

売出し株11,248,700株についても国内海外で販売される予定となっており、国内売出株式数1,274,400株及び海外売出株式数9,974,300株を目処に行われる予定ですが、最終的な内訳は公開価格決定日2021年4月12日(月)に決定される予定となっております。

そして上記をご覧の通りこのビジョナル(4194)のIPO主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券で、平幹事の中には大和証券が入っていることから、それぞれグループ会社となるauカブコム証券CONNECTコネクト)のIPO幹事入りもほぼ確定でしょうかね。

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ビジョナル(4194)のIPO(新規上場)事業内容等

ビジョナル(4194)は持株会社としてビジョナルグループの経営方針策定及び経営管理を行っています。ビジョナルグループは、ビジョナル株式会社、国内子会社5社(株式会社ビズリーチビジョナル・インキュベーション株式会社株式会社BINARCloud Solutions株式会社トラボックス株式会社)、国内関連会社1社(株式会社スタンバイ)で構成されており、事業の種類別に「HR Tech」、「Incubation」の2つを報告セグメントとしております。

ビジョナル(4194)IPOビズリーチ

HR Techセグメント

HR Techセグメントはビズリーチ事業、HRMOS事業及びその他のHR Tech事業で構成されています。

「ビズリーチ」はビジネスプロフェッショナル、国内外の優良・成長企業、各業界に精通したヘッドハンター(人材紹介会社に所属する転職エージェント)の三者を、効率的にマッチングするプロフェッショナル人材(管理職・専門職等)に特化した会員制転職プラットフォームです。
ビジョナル(4194)IPOビズリーチ事業

人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」は、採用から入社後の活躍までの情報を一元化・可視化することで、エビデンスに基づいた人財活用を可能にするサービスです。客観的な判断に基づく「採用・評価・育成・配置」が可能になることによる企業や組織の継続的な成長を実現します。
ビジョナル(4194)IPOHRMOS事業

Incubationセグメント

Incubationセグメントでは、業界構造や先行市場での動向を分析し、デジタル・トランスフォーメーションを進めることができる大きな市場ポテンシャルを有する領域において、新規の事業を行ってまいります。具体的には、物流DXプラットフォーム「トラボックス」、事業承継M&Aプラットフォーム「BizReach SUCCEED(ビズリーチ・サクシード)」、B2Bリードジェネレーション・プラットフォーム「BizHint(ビズヒント)」、オープンソース脆弱性管理クラウド「yamory(ヤモリー)」を提供しております。
ビジョナル(4194)IPOIncubationセグメント


※上記動画再生時は音が出ますので音量にご注意下さい。

【手取金の使途】
国内募集における差引手取概算額1,975百万円については、海外募集における差引手取概算額6,391百万円及び本件第三者割当の手取概算額上限1,092百万円と併せて、当社の主要サービスである『ビズリーチ』の更なる成長のためのマーケティング投資に加え、『HRMOS』をはじめとした新規サービスの成長のためのマーケティング投資、人件費として充当する予定です。実際の充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用する方針です。
(ビジョナルのIPO目論見書より一部抜粋)

ビジョナル(4194)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

ビジョナル(4194)の市場からの吸収金額はIPO想定価格4,355円としてオーバーアロットメント含め594.1億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては大型でかなり荷もたれ感を感じるサイズとなります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて133,764枚と多くありますが、海外販売もあります。

その国内及び海外の配分予定割合はOA除くIPO株総数13,376,400株に対して国内1,779,500株で海外11,596,900株となっており、実に国内13.3%で海外86.7%と驚愕の配分予定割合となっています。IPO株総数は多いものの、早くももう当選する気がしないですね^^;

IPO想定価格(4,355円)時点での時価総額は1,549.9億円で時価総額が10億ドル以上の未上場のスタートアップ企業という観点からユニコーン企業という位置付けになるでしょうか。ただ厳密に言うと一応ユニコーン企業と呼ぶには「評価額10億ドル以上」「未上場」「テクノロジー企業」「創業10年以内」という4つの定義があるため、今回のビジョナル(4194)は「創業10年以内」という点だけが欠けています。まあ細かいことは抜きにしてユニコーン企業と呼んだ方がしっくり来るのかもしれませんね。

セクターは人気の「情報・通信業」で事業内容はプロフェッショナル人材に特化した会員制転職プラットフォーム「ビズリーチ」等の運営ということで、すでに知名度の高いユニコーン企業となることから注目度も高くなるでしょうね。

株主の中にベンチャーキャピタルの保有株は15社10,957,700株ありますが、今回のIPO新規上場)による売り出しで7,633,000株放出することになるため3,324,700株が残る計算となります。ただ残るベンチャーキャピタル保有株には既存株主と合わせて解除価格無しで180日間及び360日間のロックアップが掛かっています。

公開規模はIPO想定価格(4,355円)ベースで594.1億円と東証マザーズ上場としては大型となりますが、すでに海外配分に比重が置かれていることから人気化することが織り込まれているのでしょうね。ひとまずの初値評価はB級評価あたりが妥当なところでしょうか。

とりあえず管理人の個人的なこのビジョナル(4194)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えていますが、IPO総株数は133,764枚と多くあるものの、国内予定募集株数は公募株及び売り出し株合わせて17,795枚しかないことから、IPO当選は極めて困難となりそうですが^^;

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<追記>
やはりCONNECTコネクト)がこのビジョナル(4194)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

ビジョナル(4194)のIPO取り扱い決定大和コネクト証券
ビジョナル(4194)IPO大和コネクト証券

ビジョナル(4194)のIPO(新規上場)業績等

ビジョナル(4194)のIPO経営指標
ビジョナル(4194)IPO経営指標

ビジョナル(4194)のIPO売上高及び経常損益
ビジョナル(4194)IPO売上高及び経常損益

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