おはようございます。

週明けのNY株式市場は反落。直近の「債券買い(金利低下)株式売り」の巻き戻しにより軟調に寄り付くと、34,000ドル付近では押し目買いが下支えとなり、引けにかけては狭いレンジでの持ち合いに終始。個別ではインテル、ボーイングが指数の足かせに。ナスダックは長期金利の上昇を重石としたエヌビディア、AMAT、TI、マイクロンなど半導体関連の他、テスラ、フェイスブックが指数安を主導。米中関係の悪化を警戒して600万円台後半から600万円水準まで急落したビットコインも投資家の慎重姿勢を強める格好。

NYダウ 34,077ドル −123、ナスダック 13,914p −137
米10年債利回り 1.606% +0.033為替 108.13円/ドル
NY原油 63.38 +0.25、日経先物 29,340円 −350

big (8)

□ 本日の展望 : 先物需給と市場心理の悪化が重石
NYタイムに29,300円付近まで急落した日経先物なりの軟調スタート後、引けにかけても中国との関係悪化リスク、国内でのコロナ感染再拡大、実需筋の様子見と市場マインドの軟化などが重石となる売り優勢の展開が本命視されます。想定レンジは29,200〜29,500円。

★ 本日の戦略 : 「持ち合い下放れ」への警戒を優先!
先週末の日米首脳会談は先物・個別ともに買い材料視されず、中国との関係悪化リスクによるマイナス面が顕著に。テクニカル面でも、今週のメインシナリオとした「NY株高へのキャッチアップ」がNY株の軟化にて瓦解 → 日経平均の「29,000円台前半のレンジ相場への移行」リスク & 個別の売買難易度の高まりが懸念されます。よって、本日の下落過程での強引な勝負は避け、ストレス玉の縮小と手仕舞い条件の徹底による防御策を優先する構えを継続していってください。

その上で・・・、4月中のワン回転狙いを念頭に置いた場合、目先の日経高局面での飛び乗り買いはNGとなりますので、本日のような地合い悪化局面を利用して仕込みを入れたいところ。好トレンド銘柄からDX・クラウド関連(☆ 3978 マクロミル)、週末の環境サミットを意識した環境関連(★ 6366 千代建)、世界的半導体不足を意識した半導体セクター(★ 6000番台)などをポジションの柱として意識しながら、事前に設定した買い条件内は丁寧に対処。

〜(略)〜

『 突撃策は絞り込み、退却策は柔軟に設定!』

では 本日もよろしくお願いします。