本日の日経平均は大幅反落。NY株のテクニカル調整による下落、米長期金利の低下に伴うドル円の軟化、東京大阪での緊急事態宣言の再発令に対する警戒感などを重石に軟調にスタートすると、13時台には先物主導で29,014円(−671)まで下落。引けにかけての戻りも限定的に。東証1部の売買代金は大幅安にも関わらず僅か2.3兆億円。売買高も10.8億株止まり。

東証主力株はほぼ全面安。9983 ファストリ、8035 東京エレク、6367 ダイキン、9984 ソフトバンク、6954 ファナックなどが指数安を牽引。中小型株は主力株が高安マチマチ。日経平均や東証主力株の下落に比較すれば、総じて底堅く推移。

日経平均 29,100円 −584、Topix 1,926 −30
225先物(6月限)29,140円、為替 108.18円/ドル
NYダウ先物 34,035ドル +77

big (10)

【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△▼ 6463 TPR
21年3月期経常益予想を118億円から140億円に、期末配当を21円から23円に上方修正。売り買い双方でケア。新光電工(6967)も同様。ヤマシナ(5955)、愛光電気(9909)ファルテック(7215)、イワブチ(5983)は割り切り対象でケア。

△ 3038 神戸物産 etc
緊急事態宣言の再発令に伴い、巣ごもり需要関連をワンチャンス狙いで注目ブイキューブ(3681)は当観点からも継続注視。

■ 後記 : 今晩のNY市場は、東京タイムのNYダウ先物なりのリバウンド基調をベースに、J&J、P&G、トラベラーズの決算内容や長期債動向を加減した推移へ。想定レンジは34,000〜34,300ドル。(前日終値34,077ドル。)
アップルの新商品発表会、引け後のネットフリックスの決算に関してはポジティブな内容が期待されますが、日米株価指数への追い風効果は限定的となりそうです。

明日の日本市場は、本日の大幅下落の反動による買い優勢の展開が本線。日米企業決算の本格化を前にした実需筋の様子見ムードに変わりはないため、外部環境の悪化や先物での仕掛け売りに際しては28,000円台半ばまでの下ブレも念頭に。

売買戦略に関しては・・・、日経平均のテクニカルは本日のギャップダウンにより短期的な下値の見えにくさを増しており、個別株に関しても潜在的な投げ売りバイアスが高まっているだけに、明日も弱テクニカル銘柄での強引な勝負は避け、手仕舞い条件の徹底による守備固めを優先。

その上で、大型連休と5月1,2週の決算発表ピークから逆算した場合、★☆Sラボ新規買い対象4銘柄+☆ 3978 マクロミル、好テクニカル銘柄に関しては「今週の押しは強めに勝負!」の意気込みで対応したいところ。

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では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!☆