2021年4月19日週の週間FX収支「+106,500円」ドル円は続落か?ジワジワ下げ始めた円高の行方
最終更新日: 2021-4-25
コロナ・米中対立に加えて米キャピタルゲイン増税も円高ドル安に拍車
今週もお疲れ様でした!埼玉はまだ大丈夫ですが、今日から緊急事態宣言が出された都府県もありますよね。
「今年もGWは家で過ごす」と思っている人が多いと思います。私もそのうちの一人ですよ!(元々インドア引きこもり笑)
さて今週のドル円相場は米長期金利の下落や株価動向、さらに今週米バイデン大統領が「富裕層に対するキャピタルゲイン税率を2倍に引き上げる」と発言し、リスク回避のドル売りが再燃しています。
上記は1時間足ですが、次は日足で今年2021年の安値&高値にフィボナッチ・リトレースメントを引いてみます。
今年の安値は1月6日の102.59円、高値は3月31日の110.96円ですね。4月はその高値を一度も更新することなく、現状38.2%のラインに差し掛かっています。
3か月で8円以上の値幅(ボラ)は異常
ブログでは3月も行き過ぎた米長期金利の上昇に警鐘を鳴らしていましたが、ドル円相場において3か月で8円以上の値幅があるのは異例というか異常でした。
3月までの方が「取引しやすかったからそのままでいてくれればなぁ」と私も思ってしまいますが、やはり為替相場ですからずっと一方向なんてことはありません。
むしろ今年の高値からまだ1か月経っていませんが、すでに3円のボラが売り方向で発生しています。
これって3か月で10円の値幅(ボラ)と同じ勢いですよね?さらに日本を含むコロナ再拡大や新しいキャピタルゲイン増税の問題から今年3月までの逆流が起きようとしているのが、現在のドル円相場です( ・`ω・´)キリッ
来週のドル円はキャピタルゲイン増税の詳細とFOMC
現状のドル円相場の状況が分かったところで「アメリカのキャピタルゲイン増税って何?」と思う人が多いはずです。
まずは簡単に概要を解説します。
アメリカのキャピタルゲイン増税って何?
- 日本にもあり「株式や不動産、有価証券の譲渡による所得に対する課税」のことを指す
- 現在のアメリカにもあり、現状は「0%・15%・20%」の3段階で配当所得によって税率は異なる
- 今回バイデン大統領は「所得が100万ドルを超えるキャピタルゲイン税率を(従来の20%から)39.6%まで引き上げる」と発言
- これによって投資家たちは利益確定の売り→テクノロジー株などは急落。今後も波紋が広がる
富裕層向けの増税と伝えられるのは「所得が100万ドルを超える」の部分ですね。日本円にして1億円以上の所得ですからメディアでもわかりやすく、そう表現されています。
仮にバイデン氏が言うようになった場合、1億円の所得を得ていた人は今までも2,000万円課税されていたのにも関わらず今後は3,960万円とほぼ倍の課税になるので、たまったもんではありません。(州により異なる投資収入への付加税も合わせると51%まで上昇する可能性もある)
国内FXの税率も20.315%と近いのでわかりやすいですが、これが40~50%まで引き上げられた…私も署名運動なので何とか阻止しようとしますね(´×ω×`)
ドル売り要因としては十分過ぎるインパクト
市場では批判が相次いでいます。アメリカの投資家たちにしてみたら「何のために利益を大きくしたのかわからない!」という状況です。
しかしながら知っての通り、上下両院は民主党が多数派を占めていますね?もちろん反発の声や代替え案が出され数字の修正はあり得ますが、可決される可能性は十二分にあります。
あとは「税率の落とし所」の問題になりそうです。来週日本時間の29日(木)午前には、バイデン大統領による詳細発表が控えています。
議会で揉まれるのは今後ですが、ここでの姿勢や発言内容が再度悲観的なもの(可決に向けた意欲的なスタンス)であれば再度ドル売りが再燃する可能性が大きいです。それほどインパクトが大きな増税な訳です。
余談ですが…急落する米株の筆頭が昨年から400%ほどの伸びを見せているテスラ株であり、そのテスラが投資をしたBTC(ビットコイン)が下落しているのもそのためですね。
来週はFOMCもあり、総悲観になれば…底値更新
来週は4月27日(火)・28日(水)にFOMC(連邦公開市場委員会)も開催されます。ということは、FOMC後の記者会見も29日(木)とバイデン大統領の演説とかぶりますね。
FRBパウエル議長のスタンスは、恐らく大きな変化はないと推測されます。これによって、
と市場が総悲観になった場合は、ドルにとっては「魔の木曜日」にさえなる可能性がありますね。しかも日本は祝日(昭和の日)によって、東京市場は休場です。
米英市場は動きますので取引量が著しく減るってことはないですが、警戒をしておいて損はないポイントです。
週明けの株価や米長期金利の動向、木曜を見据えた展開で円高ドル安継続が考えられます。詳しい来週の想定は次節して行います( ・`ω・´)キリッ
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今週は狙っていた安値からしっかり利益をとれた +106,500円
今週のドル円は108.3円までもう少し抵抗すると思っていましたが、月曜に即割れるという急展開。
その後一度108円半ばまで戻った20日(火)、再度108.3円を割ったところから売りエントリーで入りました。
- 4月20日(火):再度108.3円を割った108.261円から売りエントリー→前夜も108.0円で抵抗していることを加味して少し早めの108.048円で利確 +106,500円
- 全てドル円・50lotで取引をしています
1が取れなかったので、チャートにも記載していた代替え案である108.3円~108.0円までの売りですね。火曜の夜は「このまま108円半ばで寄り付くかな?」とも見えたので、少しエントリーが遅くなりました。
それでも一度安値を更新しからの売りだったので、個人的には入りやすい場面でしたね。
二度目の山・谷を取りに行く私のトレード法↓
その後は108円寄り付きで手が出せなかったですが、先週上のチャートで見ていた3つの売りポイント「108.6~108.3円」「108.3~108.0円」「108.0~107.6円」どこででも利益が狙えた展開でした。
さすがに金曜のあの時間だと私も取引は悩みましたが、今週それまでにトレードがなければエントリーしていたと思います。
来週はあえて「買いは捨てて良い」かもしれません。木曜に市場の注目が集まっているので「それまでの横ばいorどこで売りが加速するか?」に焦点を絞ったほうがエントリーしやすいです。
意識される値段は、今週底値の107.5円が1つ。短期で見るとと107.2円あたりにもわずかな抵抗がありますが、前節で解説した通り総悲観となった場合は107.0円まで売りが加速する可能性もあります。
106.7円が今年の半戻し
そこまで円高ドル安が進むと、今年3か月の円安ドル高の半戻しに当たる106.7円が分かれ目です。もう半分まで近いんですよね。
FXは売りでも買いでも利益が出せるので、値幅(ボラティリティー)があるのは嬉しいことですね!
ちょうど来週はフィボナッチ・リトレースメントの38.2%~50.0%の間での取引となります。約1円の間でどう動くか?週明けの動きにもよりますが、週末へ向けてだんだんと加速して行きそうな展開が予想されるのでしっかり準備をしましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。昨日の夜からちょっと心臓が突っ張るというか、変な感じがして家でゆっくりしてます。ジムもちょっとお休みです。たまたま2週間連続の飲み会があったからかな?と反省中。メイさんも気温の変化等に気をつけて下さいね。さて今週は相場も動きそうな感じ。勝ち易きに勝つの意味をようやく身をもって理解してきた今日この頃です(笑)。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
え!?本当に大丈夫ですか!?
ちょっと怖すぎなので、続くようなら早めにお医者さんに行ってくださいね!