本日の日経平均は反落。前日の余韻にて寄り付き直後に29,187円(+60)まで上昇したものの、米主要企業の決算ラッシュ、週末からの大型連休などを意識したポジション整理を重石に29,000円台序盤の持ち合いに移行した末、引けにかけては先物主導で下げ幅を拡大。日銀金融政策決定会合は量的緩和政策、ETFの買い入れ方針ともに従来のものを継続。21年度の物価見通しの下方修正(前年比0.5%→0.1%)がデフレリスクを意識させたものの、金融緩和策の継続思惑が相殺。総じてマーケットへの影響は限定的に。

東証主力株は売り優勢。9107 川崎汽船、9101 日本郵船など海運セクターや素材関連、4755 楽天、7013 IHI、7012 川崎重工、4689 ZHD、4902 コニカミノルタ、3863 日本製紙などが堅調に推移。

中小型株は 本日上場のテスHD(5074)が大商いスタートとなった他、7897 ホクシン、6436 アマノ、3912 モバイルファクトリー、4934 プレミアアンチエイジング、3645 メディカルネット、4192 スパイダープラス、3891 ニッポン高度紙、7827 オービスなどに短期資金が流入。

日経平均 28,991円 −134、Topix 1,903 +3
225先物(6月限)28,990円、為替 108.20円/ドル
NYダウ先物 33,918ドル +41

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【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△▼ 1417 ミライトHD
21年3月期経常益予想を243億円から313億円に上方修正。吹き値待ちの空売り対象でケア。メルコ(6676)、東京エレクトロンデバイス(2760)、日本精線(5659)、愛三工業(7283)、大末建設(1814)、キングジム(7962)、遠藤照明(6932)、〜(略)〜も同様。

△ 6955 FDK
今期業績は前期比2.2倍で着地した21年度から更に17%増益を予想。割り切り対象でケア。日本製麻(3306)、ファインシンター(5994)も同様。

△▼ 6103 オークマ
22年3月期経常益予想は前期比2.1倍の急回復を示唆。新光電工(6967)、富士電機(6504)などとともに観賞用でチェック。

△ 1570 日経レバ 
日経下振れ時の買い下がり候補として継続注視。また、連休明けの地合い良化への備えとしても最大公約数的な立ち位置となりますので、「連休中の相場は強い」とお感じの方はストレス玉をまとめて売却 → 一部資金シフトをご検討ください。

☆ 6629 テクノホライゾン
本日は「セキュリティ機器・ソフトウェアの販売、インストール、メンテナンス、サポート事業に取り組むシンガポール企業(PACIFIC TECH グループ)の子会社化」を材料視して寄り付き直後に1,249円まで急騰。

引けにかけて援軍なきまま下値を切り下げる様は案外でしたが、学校ICT化・GIGAスクール構想関連、自動車バックカメラ義務化関連としての切り口に加え、昨年末のZoomとパートナー契約締結 etc などを踏まえれば先高期待は不変。明日も決算(5/10)後までを視野にいれながら丁寧に対処していきたいところ。

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■ 後記 : 今晩のNY市場は、翌日のFOMCの結果やハイテク企業の決算内容を確認したいとの思惑が中心となる方向感の乏しい流れをベースとしながら、午前中に発表される2月ケースシラー住宅価格指数、4月消費者信頼感指数、14時発表のスリーエムの決算内容を加減した推移へ。想定レンジは33,800〜34,200ドル。(前日終値33,981ドル)

引け後のマイクロソフト、アルファベット(グーグル)、AMDの決算にも注目。


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では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!