おはようございます。

昨日のNY株式市場は反発。朝方発表された1−3月実質GDPが個人消費の伸びを背景に前期比で年率6.4%もの急回復を見せた他、週間新規失業保険申請者件数の減少、バイデン大統領の施政方針演説や主要企業の好決算などが追い風となり買いが先行。利益確定売りに押されて昼頃に前日比マイナス圏まで下落する場面もあったものの、引けにかけては景気回復期待が優勢となり、一日の高家圏で取引を囚虜う。

ダウ構成銘柄は買い優勢。直近の長期金利騰勢を受けて金融株が買われた他、ウォルマート、ホームデポなど消費関連が堅調に推移。ナスダックは決算を材料視したグーグル、フェイスブック、クアルコム、TIがなど指数高を牽引し、最高値水準圏まで反発。

NYダウ 34,060ドル +239、ナスダック 14,082p +31
米10年債利回り 1.637% +0.018、為替 108.90円/ドル
NY原油 65.01 +1.15、CME225 29,075円

NYダウのテクニカルは、10日線回帰により4月半ばからのレンジ相場継続、高値更新に含みを残す形状。反面、CME225は依然として10日線に上値抵抗感を示しており、暴落 → 低位持ち合い → 下値模索モード再開..リスクを内包。

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□ 本日の展望 : 模様眺め ± カレンダー要因

NY株高や引け後のアマゾンの好決算(株価は時間外で4%程度上昇中)を支えに買い優勢での寄り付いた後、引けにかけては
5連休や月末要因によるポジション整理が上値の重石となりそうです。
想定レンジは28,800〜29,200円。

<< 主な企業決算 >>
4/30 (金)ザラ場中:9104 商船三井、2768 双日、引け後:2148 ITメディア、3064 MRO、3998 すららネット、4385 メルカリ、6080 M&Aキャピタル、6301 コマツ、6961 エンププラス、8035 東京エレク、7177 GMOFH、9878 セキド、7172 JIA

★ 本日の戦略 : 連休明けのスタートダッシュを見据えて! 
米企業決算はアマゾンにてピークアウト。連休中のNY株に関しては、時間差でバイデン増税を嫌気するケースや月初のマクロ経済指標の軟化、下方向への特殊需給に起因する33,000ドル付近まで下落に注意したいものの、主要企業の決算が総じてコンセンサスを上回った経緯を踏まえれば、33,500〜34,500ドルレンジでの推移が本命視されます。

CME225(≒日経先物)に関しても、堅調なスタートを切った国内主要企業の決算、米長期金利の底堅さに伴うドル円の騰勢を踏まえれば、連休明けは28,600〜29,500円レンジでのリスタートが本線。※ 昨日の想定より強めに修正しています。

よって、本日もリスク許容度と相場観に応じた「3〜5割程度の余力確保」を優先しつつ、好テクニカル中小型株を中心に、継続予定銘柄に関しては連休前や月末などカレンダーを意識した売り物を丁寧に拾っていきたいところ。

※ 積極派の方は空売りも含めた好決算銘柄での即転狙いも面白いタイミングですが、4月の個別物色低迷の反動による「例年と異なる堅調な5月相場」期待を踏まえれば、強引な勝負は避けるのがおススメ。

☆ 6629 テクノホライゾン
5/10の決算発表に先駆け、水曜引け後に21年3月期経常益予想(19億円→25億円)、期末配当予想(15円→20円)の上昇修正を発表。直近の軟勢にて発射台が切り下がっていた経緯もあって、PTSでは1,250円台まで9%強の大幅高に。

火曜の経緯(M&A関連の好材料を追い風とした高寄り → 引けにかけての体たらく)から油断はできませんが、お伝えしてきた学校ICT化・GIGAスクール構想関連、自動車バックカメラ義務化関連としてのポテンシャルの高さを踏まえれば、決算(5/10)後も視野に入れた対応を継続していきたいところ。

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★ 火曜からの主力6100番台、★ 6855 日本電子材料、☆ 4936 アクシージアも従来戦略を丹念に。

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では 本日もよろしくお願いします!☆