おはようございます。

昨日のNY株式市場は大幅続落。インフレ加速や長期金利の先高リスクに対する警戒感を“建て前”としたハイテク株を中心とする高PER銘柄への仕掛け売りを背景に午前中に34,075ドル(−667)まで下落すると、引けにかけては自律反発狙いの買い(戻し)が下支えに。セクター別では金融、エネルギーの下げが顕著に。ナスダックも寄り付き早々に13,100p水準まで下落したものの、売り一巡後は概ね13,300p台で底堅く推移。

NYダウ 34,269ドル −473、ナスダック 13,389p −12
米10年債利回り 1.625% +0.023、為替 108.66円/ドル
NY原油 65.28 +0.36、日経先物 28,580円 −110

big (20)

□ 本日の展望 : リバウンド優位も不安残し
NYタイムの日経先物は28,260円までの下落で短期的な膿を出し切った格好。NYダウの20日線に抵抗感を示した下ヒゲ、ナスダックの大陽線なども踏まえれば、28,450〜28,800円台前半でのリバウンド優位の展開が本線。

もっとも、売り方の買い戻しを除く積極的な安値買いの動きは期待薄なため、昨日の同様の「リバウンドの甘さを狙った仕掛け売り」に起因する28,000円の攻防もリスクシナリオとして念頭に。

<< 主な企業決算 >>
5/12(水)ザラ場中:4061 デンカ、3774 IIJ、4523 エーザイ、5020 ENEOS、7203 トヨタ、4188 三菱ケミカル、6937 古河電池、引け後:<B>6855 日本電子材料、3902 MDV、7715 長野計器、6674 GSユアサ</B>、1963 日揮、4475 HENNGE、4478 フリー、4680 ラウンドワン、5724 アサカ理研、6701 NEC、7915 Nissha、9984 ソフトバンク、9449 GMO、4080 田中化研、3687 フィックスターズ、5801 古河電工

★ 本日の戦略 : 決算シーズン対策 + 底打ち確認
3月以降の「28,000円台半ばの下値抵抗感」に期待しつつも、決算シーズン中の売買難易度の高さ、Sラボの基本スタンスとしている「底打ち判断は安値から3日程度の騰勢 or 10日線超え確認後」を踏まえれば強引な勝負は避けたいところ。

よって、ストレス玉や弱テクニカル銘柄、決算目前銘柄などの大胆なポジション縮小により、更なる地合い悪化への備え、来週からの物色の正常化を意識したスムーズな乗り換えのための余力拡充を優先。

昨日の日経暴落においても好テクニカルを維持した流動性高め銘柄に関しては、「押し目買い、隙あらば買い増し、上昇時の売りすぎ注意」スタンスで対処。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】
△ 1570 日経レバ
今回の米ハイテク株主導の需給悪化の「数週間スパンの下落トレンドへの移行」の可能性は低いと判断しています。☆★Sラボ銘柄は総じてしっかりしているため今のところ☆★提案は考えていませんが、4月後半に触れたように28,000円を割り込むようなら弱テクニカル銘柄を軒並み売却 → 買い下がりも妙手。

   (会員サークルより 
>>Sラボ参加案内

『 ストレスのレベル分け、分解、対処!』

では 本日もよろしくお願いします。