【勘流雑感】
 先週末の米株は続伸。ナスダックは反落したが、5月中盤のハイテク株売りには一服感が生じている。バイデン米政権によるインフラ投資規模の2兆2500億ドルから1兆7000億ドルへの下方修正の影響は気になるが、共和党の賛同を得られない従来の机上の空論に比べれば、現実味を増した分だけ株価の支えとなりそうだ。日本株にとっては、ワクチン接種の本格化が外人部隊の日本経済に対する懐疑心を和らげることで、今週は押さば買われる展開が目される。ただし、米債券、株株式市場や仮想通貨市場での中華マネーの慌てぶりを鑑みれば「押し」が暴力的な下落となる局面にも注意が必要。先週述べた流れからも28,500円を超えてくるまでは控えめの攻撃スタイルを続行されたい。今週の予想レンジは辛めの27,600−28,600円。

 本日の先物に関しては28,200円以下を28,000円近辺まで買い下がった60−80円幅の即回転狙いを主戦術としながら、一部は28,500円オーバーを目したホールドに処すが上策。27,950円割れは撤収。個別に関しては、浮足立って持ち株の種類を増やすは下策ゆえ、少数精鋭での種蒔き後、萌芽してきたものに資金を集約していくスタイルで挑まれたい。

【勘流銘柄】
■ 2174 GCA
5/17 875円より 5/20 942円 +67 7%高
コロナ渦での企業業績の急変を背景に、M&A需要は空前の盛り上がりみせている。ハイグロース株への積極投資が憚られる中、PER19倍台ならディーラー筋にとっても買いの大義名分が立ちやすい。本日からは8●5円近辺までを買いゾーンとする。

■ 6254 野村マイクロ・サイエンス
5/14 3,430円より 5/21 3,655円 +225 6%高
勘流銘柄としては珍しく暴落銘柄に矛先を向けたが、日米主力半導体株の出直り機運に呼応して、株価修正ベクトルが本格化しつつある。5/17 3,200円近辺までを買い向かった後、今週も目標株価を念頭に置いて泰然自若に処されたい。

(その他)
4390 IPS、7715 長野計器、391●
引き続き、1週間前後の回転目安にて強気注目。

◎ 4666 パーク24
GS君の方で5月連休前の2,100円近辺から、先週木曜2,300円超えまでの10%高を達成済み。心理的な抵抗ラインである2,400円前後の動きに注目している。◎3000番台2銘柄も凪の状態はノータイムでの買いが有効となろう。

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