【マーケット解説】 ビットコインが法定通貨に!株価市場の心理的警戒感和らぐ

2021年6月7日(月曜)寄稿 ⇒本稿の賞味期限は6月9日 13:00までです。

■金融市場の最大の関心事は欧米のインフレ、G7税制改革も焦点
■暗号資産業界の最大の関心事は中国と米国の税制&送金規制、BTCが法定通貨に

ナスダック100、フィラデルフィア半導体指数がそれぞれ前日比プラス1.78%、前日比プラス2.39%と好調だった。米雇用統計の結果が前月比よりも良好であり(市場予想よりは悪化)、株価に対する心理的警戒感が和らいだ。米国10年債利回りは1.61%へと下落、ゴールドは反発し1,890ドル手前で推移している。ドイツDAXは前日比プラス0.39%続伸となり最高値を更新した。米自動車のテスラ株はマイナス5%からの反動で前日比プラス4.58%だった。

銅は反発、貴金属のゴールド、シルバー、プラチナも揃って上昇した。NY原油はさらに順調で上昇トレンドを継続している。コーンなど穀物は月曜日現在、窓を開けて上向きとなっている。

ドル指数は0.4%下落によりドル円が109円60銭台にまで低下。主にドルストレートは堅調地合いとなっている。大きなニュースとしては6月11-13日に開催されるG7首脳会議に先駆けてG7財務大臣は世界の税制改革として15%の最低法人税率を設置するとの合意に達した。

暗号資産市場は、エルサルバドルが自国の法定通貨としてビットコインを採用したとのことが話題となっている。法定通貨採用に対するビットコインの取り扱い、主に規制面での対応が明確にはなっていないため、やや混乱気味である。価格に対する影響がポジティブに働かないことに関してはこのような思惑が渦巻いていることが理由となる。

【トレード妙味のある銘柄】
DAX
NY原油
ビットコイン、イーサ


【マーケット解説について知ってもらいたいこと】
・プロトレーダーに焦点を当てた市況の解説
・金融市場を俯瞰しての暗号資産のポジショニング

提供する内容はこの2点で、以下のポイントを考慮して下さい。
これは自分自身で考えないといけません。

①材料が一過性のものなのか
②価格へのインパクトが継続するものなのか

当コンテンツの差異性:金融市場を俯瞰して暗号資産の市況解説をする
差異性とは他の市場解説やマーケット市況と当コンテンツとの違いになります。

※トレーダーは何をトレードしてもよいので、ホットかつ妙味のある商品を対象としてもよいし、暗号資産に妙味がなければ無視をしてもよい。

トレーダーとしての心構え

・「物事が起こってからの解説」は知るだけでよい。予測の力量はトレードの成績に直結しない
・「今、目の前で起きている」マーケットの動きは説明できない
・方向性がわからなくても儲けることは可能
・アナリスト/ストラテジストが「上がる」との説明に対して、戻りや調整局面の利用が可能
・初動は孤独であり、しかし大波には乗るべし

トレーダーは市場原理を知らなくても勝てる人は勝てる。トレードに直結しないマーケット解説や市場分析のみのレポートと当コンテンツとは趣旨が異なるはずですが、表面的には一般的な市況と変わらないのはやむなしと存じます。

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