おはようございます。

昨日のNY株式市場は続落。週間新規失業保険申請者件数の予想外の前週比増加、前日のFOMCにおける利上げ時期の前倒し示唆に加えて軟調にスタートすると、前日の「債券売り・株式売り」によるインフレ懸念トレードとは異質の「債券買い(金利低下)・株式売り」による景気後退懸念トレードが進展し、昼過ぎに33,626ドル(−407)まで下落。引けにかけては下げ幅を縮小。ダウ構成銘柄は、金利低下を嫌気したJPモルガン、ゴールドマン・サックス、アメックス、トラベラーズなど金融株の他、シェブロン、キャタピラー、ダウなどが軟調に推移。

ナスダックは反発。長期金利の急低下を追い風としてGAFAMが揃って買われた他、エヌビディア、AMD、テスラが指数高を牽引。

NYダウ 33,823ドル −210、ナスダック 14,161 +121

米10年債利回り 1.493% −0.075、為替 110.28円/ドル
NY原油 70.91 −1.24、
日経先物 29,130円 +130
BTC 416万円(5:30)

big (18)

□ 本日の展望 : リバウンド優位も不安残し
NYタイムの日経先物にサヤ寄せした堅調スタート後、引けにかけては菅政権の緊急事態宣言の一部解除や節目の29,000円を意識した押し目買いに対して、リスク回避・週末のポジション整理売りが重石になる方向感の乏しい流れが本線。想定レンジは28,900〜29,250円。

直近のNY株が長期金利の上下に無関係に売られている経緯からは、日経先物の「前日安値(28,820円)の攻防」を売り方が制した場合の28,700円割れまでの下ブレもリスクシナリオとして念頭に。

★ 本日の戦略 : リスク管理 → 底打ちサイン待ち!
ナスダックの騰勢は日本株にとって心強いものの、NYダウが下げ止まり兆候を示すまでは上値も重い流れが想定されます。よって、平時の週末シフトによる3割前後の余力キープに加えて、「NYダウの底打ちまでは慎重に!」を念頭に置きながら、ストレス玉や弱テクニカルの縮小に注力したいところ。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】
△▼ 2461 ファンコミュニケーションズ
発行数の4.0%の自社株買いを発表。3.62%のバイタル(3151)とともに吹き値待ちの空売り・即転狙いでケア。

△ 6966 三井ハイテック
三菱UFJ証券が投資判断を中立から強気に、目標株価を4,400円から8,000円に上方修正。モルガンが目標株価を引き上げたニッパツ(5991)とともに割り切り対象で注目。

△ 4576 DWTI
ユビエンス社との資本業務提携を発表。

   (会員サークルより 
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では 本日もよろしくお願いします。