【勘流雑感】
先週末の米株はFRBのタカ派転換を嫌って大幅続落。日経先物は28,420円まで売り込まれ、テクニカル的にはアイランドリバーサルによる上昇一服感を強めている。現状の混乱も明日のパウエル議長による議会証言で一息つくとみており、外人部隊の配当金再投資、ワクチン接種の本格化などを鑑みれば先物は28,000円台中盤で底堅さを増すであろうが、材料株全体では買い手不測による不確実性の高い流れが危惧される。
アナリストやコメンテーターはお気楽に「下げは買い」とのたまうであろうが、あくまでも物語として相場を捉える場合に限る。すなわち、4,5月にチャートが崩れ、戻りもそこそこのまま今回の地合い悪に見舞われた銘柄の中には、1−3月期高値を天井とする年末までの停滞ベクトルを余儀なくされるものが急増しよう。
さすれば、本日の先物は、前述の明日のパウエル効果に期待しながらも、寄り値−200円〜寄り値+250円のボックス相場を念頭に置いた逆張り即回転狙いに処す。なお、投下資金はストレッチ感覚に留めるが妥当。材料株に関しては、弱気を売り、強気を買い、中立をホールドの風見鶏スタイルで処すが上策。
【勘流銘柄】
□ 6666 リバーエレテック
6/7 1,293円より 6/16 1,503円 +210 16%高
先週末は会員サロンで寄り前に提唱した利入れ完了策が奏功。長期的な上昇ベクトル継続期待は不変ゆえ1,3●0円割れ辺りから買い戻しをかけるも面白そうだ。