おはようございます。

昨日のNY株式市場は大幅続伸。バイデン米大統領と超党派上院議員による「1兆ドル規模のインフラ投資の合意」を好感した前日の余韻に加えて、好決算のナイキがダウを100ドル超押し上げて終日堅調に推移。朝方発表された5月コア個人消費支出物価指数(PCE)もコンセンサスなりの前年同月比+3.4%で着地 → インフレ懸念の緩和により潜在的な株高要因に。ナスダックは連日の最高値更新の反動により、GAFAM、テスラが売られて反落。

NYダウ 34,437ドル +240、ナスダック 14,360 −9

米10年債利回り 1.539% +0.052、為替 110.77円/ドル
NY原油 73.97 +0.67、
日経先物 28,990円 −50

■ テクニカル : NYダウは10日線からの上放れ、5日・10日線のゴールデンクロス、低水準で陽転間近のMACDなど強気サインが示唆する上昇トレンド継続 → 35,000ドルトライが射程圏に。ナスダックも2月以降の上値抵抗帯(14,200p)ブレイクにより「上値模索トレンド継続」優位の形状。

米10年債利回りに関しては「低位持ち合い」が本命視されますが、1.4%台前半の底堅さ、低水準でのMACD陽転などを踏まえればリバウンド基調入りも念頭に。

big (1)

【主な政治経済イベント】
6/28(月)世界最大級のモバイル展示会(MWC〜7/1)
6/29(火)米SPケースシラー住宅価格指数、6月消費者信頼感指数
6/30(水)中国6月製造業PMI、米6月ADP雇用報告、決算:マイクロンテクノロジー
7/1  (木)米6月ISM製造業景気指数
7/2  (金)米6月雇用統計

■ NY展望 : 上昇トレンド継続 ± 景況感・インフレ懸念
バイデン政権のインフラ政策の進展、ワクチン接種による景気回復、良好なテクニカルがサポートする上昇トレンドをベースに、月初の重要マクロ指標の内容とインフレ懸念や債券動向を加減した推移へ。想定レンジは34,100〜35,000ドル。(前日終値34,433ドル)

マクロ指標に関しては、木曜のISM製造業景気指数、週末の雇用統計ともに景気回復基調を確認させる内容 → 株高要因として機能するシーンが本線。

リスクシナリオとしては、急ピッチの景気回復に伴うインフレ懸念の高まり → 長期金利の上昇(債券売り)株式売りの進展に警戒。ただし、NYダウに関しては、FOMC後3日間の下落過程で「世界的金融資本によるインフレ・金利高に備えた短期的なポジション調整はかなり進捗した」とみていますので、過度の警戒には要注意。

〜(略)〜

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