デジタリフト(9244)がIPO新規上場)承認発表されましたので、事業内容や考察および初値予想などに関する詳細をご紹介させて頂きます。昨日(8月23日)IPO新規上場承認発表された2社のうちの1社です。これでようやく9月9社目で昨年(2020年)と同数となりました。

IPO新規上場承認発表2社2021.8.23

もう1社のリベロ(9245)のIPO詳細についてはすでに下記記事でご紹介させて頂いておりますので、よろしければご覧下さいませ。

デジタリフト(9244)の上場日は9月28日(火)リベロ(9245)と2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はみずほ証券となっております。みずほ銀行のシステム障害なんのそので頑張っているようです。

8月25日(水)追記

8月24日(火)にジィ・シィ企画(4073)ROBOT PAYMENT(4374)が9月28日(火)上場でIPO発表されたので、4社同日上場となります。

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)情報

設立:2012年11月27日
業種:サービス業
事業の内容:トレーディングデスク事業

デジタリフト(9244)IPO上場承認

上場市場東証マザーズ
コード9244
名称デジタリフト
公募株数110,000株
売出し株数316,300株
オーバーアロットメント63,900株
IPO主幹事証券みずほ証券
IPO引受幹事証券SMBC日興証券
SBI証券
楽天証券100%完全抽選
松井証券前受け金不要
マネックス証券委託幹事
IPO発表日8月23日(月)
上場日9月28日(火)
仮条件決定日9月6日(月)
ブック・ビルディング期間9月8日(水)~9月14日(火)
公開価格決定日9月15日(水)
IPO申し込み期間9月16日(木)~9月22日(水)
時価総額21.9億円
吸収金額7.3億円
想定価格1,490円(149,000円必要)

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)事業内容等

デジタリフト(9244)は「アジャイル広告運用サービス」「CdMOサービス」「LIFT+サービス」という3つのサービスを顧客ニーズに合わせて柔軟に組み合わせることで、多種多様なお客様に対して、幅広く「トレーディングデスク事業」を提供しています。

トレーディングデスク事業とはデジタル広告配信にまつわることを一手に引き受け、狙い通りに情報をお届けする業態や職種のことを言います。

デジタリフト(9244)IPO事業内容

アジャイル広告運用サービス

中規模~大規模クライアントに向けた、消費者変化の捕捉・対応に特化した新しいタイプの運用サービス。
デジタリフト(9244)IPOアジャイル広告運用サービス

CdMOサービス

CdMOは「Chief digital Marketing Officer」の略称で、大企業を中心とする先進的な取り組みを求めるクライアントに対してご提供する、包括的なマーケティング領域のコンサルティングサービス。
デジタリフト(9244)IPOCdMOサービス

LIFT+サービス

小規模事業者、スタートアップ企業に向けた、高いRoI(投資利益率)を実現する自動運用パッケージ。
デジタリフト(9244)IPOLIFT+サービス

デジタリフト(9244)IPOトレーディングデスク事業

【手取金の使途】
手取概算額140,788千円に第三者割当増資の手取概算額上限87,594千円を合わせた手取概算額合計上限228,382千円については、①人材採用に係る費用60,382千円、②サービスに係る付帯サービス強化費用158,000千円、③残額を借入金返済資金に充当する予定であります。
なお、上記調達資金については、具体的な充当時期までは、安全性の高い金融商品等で運用していく方針であります。
(デジタリフトのIPO目論見書より一部抜粋)

デジタリフト(9244)のIPO初値予想主観及びIPO参加スタンス

デジタリフト(9244)の市場からの吸収金額はIPO想定価格1,490円としてオーバーアロットメント含め7.3億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては小型サイズとなり荷もたれ感はありません。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて4,263枚と少なめです。

上述の通りデジタリフト(9244)の事業内容は運用型広告サービスを幅広く取り扱い、広告配信設計からレポート・分析まで一貫して運用する「トレーディングデスク事業」となります。あまり聞き慣れないワードですが、平たくすると広告関連のコンサル会社のようなイメージでしょうかね。いずれにしてもIPO市場では人気化しそうな業態です。

デジタリフト(9244)IPO提供サービスイメージ

デジタリフト(9244)の筆頭株主はすでに東証マザーズ市場に上場しているフリークアウト・ホールディングス(6094)で連結子会社となっているものの、今回のIPO新規上場)に際する売り出しで270,000株放出し、所有割合が30%程度まで減少するため、上場後は連結子会社から除外され関連会社となります。親子関係継続のままでの上場ではないことから親子上場となるのかどうかは微妙なところですね。

フリークアウト・ホールディングス(6094)は2019年10月にも連結子会社となるインティメート・マージャー(7072)を上場させていますが、こちらは過半数以上の株式を保有しての上場となったことから完全な親子上場となりました。

ちなみにインティメート・マージャー(7072)は公開価格1,900円に対して付いた初値は4,000円で、およそ2.1倍の好スタートとなっていますが、この初値4,000円は2日目持ち越しの売り気配スタートでの着地です。初値買いに入った資金は人気業態であったにも関わらず6.6億円と少なく、当時も環境は微妙だったのかもしれません。

沿革を見ると昨年(2020年)3月に株式会社電子広告社からこの株式会社デジタリフトに社名変更しています。IPOを視野に入れた社名変更でしょうかね。確かに電子広告社よりも完全に今回のデジタリフトの方がIPO受けしそうです。

デジタリフト(9244)の株主の中にはベンチャーキャピタルの保有株が1社100,000株あり、今回のIPO新規上場)に際する売り出しで一部(26,300株)放出し、残る73,700株には90日間のロックアップが掛かっているものの、みずほ証券お得意の公開価格の1.5倍で初値形成後であれば解除され売却可能となるパターンです。

デジタリフト(9244)の上場日は9月28日(火)リベロ(9245)と2社同日上場は残念ではありますが、幸いにも両社ともに吸収金額は10億円以下と小型で同日上場による資金分散の影響はほぼ無いと考えられます。

セクターはサービス業となるものの、中身は完全にネット関連となることからIPO市場では人気業態、IPO株数も少なく、公開規模もIPO想定価格(1,490円)で7.3億円となることから初値評価はこれまたA級評価となりそうです。地合いが回復していれば上場日値付かずもあり得そうですが、今の弱い地合いのまま上場日を迎えることになれば、公募割れまでは無いにしても初値は期待できないかもしれませんね。

いずれにしても上述の通りこの規模と内容で公募割れするようなことは無いと考えているため、管理人の個人的なこのデジタリフト(9244)のIPO参加スタンスは全力申し込みで行く予定で考えています。IPO株数は少なめでIPO主幹事は難攻不落のみずほ証券ということでIPO当選の可能性は限りなく低そうですが、A級評価となりそうなIPO案件だけに手に入れたいところですね。

<追記>
マネックス証券がこのデジタリフト(9244)のIPO裏幹事委託幹事)になると公式サイトで正式に発表がありました。

デジタリフト(9244)のIPO取り扱い決定マネックス証券
デジタリフト(9244)IPOマネックス証券

デジタリフト(9244)のIPO(新規上場)業績等

デジタリフト(9244)のIPO経営指標
デジタリフト(9244)IPO経営指標

デジタリフト(9244)のIPO売上高及び経常利益
デジタリフト(9244)IPO売上高及び経常利益

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