おはようございます。

昨日のNY株式市場は小幅に続伸。35,500ドル付近では
直近の騰勢やジャクソンホール会合を意識した利確売りが重石となる一方、35,300ドル水準では新型コロナウイルスのワクチンの普及やバイデン政権の大型の財政政策への期待が下支え。個別では長期金利の上昇を好感したJPモルガン、アメックス、トラベラーズなど金融関連が指数高をサポート。ナスダックは5日続伸。エヌビディア、マイクロンテクノロジー、AMATなど半導体関連が買われ、3日連続で過去最高値を更新。

NYダウ 35,405ドル +39、ナスダック 15,041 +22
米10年債利回り 1.349% +0.059、為替 109.98円/ドル
NY原油 68.36 +0.82、日経先物 27,790円 +50

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□ 本日の展望 : 模様眺め
NYタイムの日経先物にサヤ寄せした堅調スタート後、引けにかけてはジャクソンホール会合でのパウエルFRB議長の講演と市場の反応を見極めたいとの思惑から、積極的な売り買いが手控えられる様子見色の強い展開への移行が本線。想定レンジは27,650〜27,900円。

★ 本日の戦略 : 軸足を“逆襲+アルファ狙い”の布石に!
現在の日経平均に対する先行指標性の高い米10年債利回りのテクニカルは、5月以降の高値を結んだレジスタンスライン突破気配が浮上。長期金利の上昇はいずれ景気の足かせ要因として意識されるものの、現状では「5月以降の米債券買い・日本株売りの巻き戻し」を示唆する事象として好意的に見ています。

また、明日のジャクソンホール会合 & パウエルFRB議長の講演に起因するネガティブな環境の変化には注意が必要ですが、過去10年でジャクソンホール会合が売り材料視されたのは8年前(バーナンキショック)くらいであり、今回も市場の警戒に反する無風通過の可能性が高いと判断。

よって、(1)売却予定銘柄の大胆なポジション縮小、不用意な保有銘柄数の増加はNGなどによる3割前途の余力確保にて不測の事態に備えたら、(2)継続予定銘柄の小口逆張りによる育成方針、ジャクソンホール会合後の新規銘柄への派生による強気度アップにて“逆襲+アルファ狙い”を邁進していきたいところ。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】
△ 2440 ぐるなび
楽天(4755)と資本業務提携。長期トレンドの陽転狙いで、目先の騰勢一服後の押し目待ち。

△▼ 2342 トランスジェニック
発行株の3.17%の自社株買いを発表。割り切り対象でケア。バイオ関連企業による自社株買い注力は非常に残念であり、中長期的な将来性は激減したとみています。4.8%の自社株買いを発表したケーズHD(8282)は空売り対象で注目。

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『 買わされず、売らされず、戦略的かつ能動的に! 』

では 本日もよろしくお願いします!☆