プロジェクトカンパニー(9246)の第一弾初値予想がIPO想定価格ベース(2,650円)ですが、大手初値予想会社より発表されたようなので、大手初値予想会社の初値予想や個人的な見解も含めたIPO初値予想及びIPO幹事団(シンジケート)の配分数紹介やIPO申し込み戦略などを考察してみたいと思います。

プロジェクトカンパニー(9246)の上場日は9月29日(水)セーフィー(4375)2社同日上場、上場市場はIPO市場では人気の高い東証マザーズ市場への上場で、IPO主幹事はIPO愛好家人気の高いSBI証券となっております。

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なお、このプロジェクトカンパニー(9246)のIPO申し込み期間は9月9日(木)~9月15日(水)となっており、まだまだ怒涛のIPO申し込みラッシュとなっているため、他のIPO銘柄との申し込み期間が被りまくっていることから、資金管理に注意する必要があります。

プロジェクトカンパニー(9246)のIPO(新規上場)初値予想

プロジェクトカンパニー(9246)のIPO(新規上場)初値予想

プロジェクトカンパニー(9246)のIPO想定価格は2,650円となっているため、現時点では公募価格の1.1倍~1.3倍程度の初値形成になるのではないかと弱めD級評価レベルの第一弾初値予想となっておりますが、個人的な初値評価については人気業態や海外販売もあることから希望的観測も含めやや強めB級評価に設定させて頂いております。ただしこの評価は直前のIPO地合いなどは考慮されておりませんので、あらかじめご了承下さい。

このプロジェクトカンパニー(9246)のIPO仮条件は明日9月7日(火)に決定する予定となっており、IPO仮条件決定情報及び変更初値予想などについてはいつも通り追加情報が入り次第、当記事の下部に追記致します。

プロジェクトカンパニー(9246)の事業内容はデジタルを活用した新規事業開発、既存事業におけるデジタルを活用した業務効率化、デジタルマーケティング戦略の立案、スマホアプリのUI/UXの改善などのコンサルティング事業ということで、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連となることからIPO市場では鉄板の人気業態となります。

このプロジェクトカンパニー(9246)の更なる詳細な事業内容などについてお知りになりたい方はお手数ですが、下記のIPO新規上場発表時の記事をご覧下さい。

プロジェクトカンパニー(9246)の公開規模はIPO想定価格ベース(2,650円)で32.7億円と規模的に東証マザーズ市場への上場としては中型サイズとなり、やや荷もたれ感を感じる水準となります。IPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,755枚と比較的多くありますが、海外投資家への販売もあります。

このサイズ感と主幹事(SBI証券)を見るとつい先日のジェイフロンティア(2934)の壮絶な公募割れを連想してしまいます。もはやトラウマと言えるレベルかもしれません。

ジェイフロンティア(2934)は公開規模36.8億円で海外販売も無く人気業態ではありませんでしたが、ベンチャーキャピタル不在で上場日前後も適度な空白期間があり、上場日自体も単独上場と日程面も有利なスケジュールだったことから、地合いが悪かったとはいえ、まさかのB級評価公募割れするとは思いもしませんでした。

逆にこのプロジェクトカンパニー(9246)は人気業態であるものの、上場日は9月29日(水)で大型IPOセーフィー(4375)と2社同日上場、前日の28日(火)は4社同日上場とややタイトで、買い疲れや資金分散の影響が出るかもしれないという不利なスケジュールとなっています。

IPO銘柄公開規模上場市場主幹事証券
プロジェクトカンパニー32.7億円東証マザーズSBI証券
セーフィー236.2億円東証マザーズSMBC日興証券他

ベンチャーキャピタルの保有株はあるものの、解除価格無しでロックアップが掛かっている上に上場後も継続保有の条項が付いているため、大きな売り圧力とはなりません。人気業態のグロース株で業績も拡大傾向にあることから、海外投資家人気も高くなりやすく、ジェイフロンティア(2934)のような最悪の結果になる可能性は低そうです。

そこでやはり一番気になるのはこのプロジェクトカンパニー(9246)のIPO主幹事がSBI証券ということでIPOチャレンジポイントを使うかどうかでしょうか。

恒例となりますが、直近のSBI証券主幹事案件は6月5社、7月1社、8月1社あり、それぞれのIPOチャレンジポイントボーダー配分株数ポイント単価を集計(1銘柄は算出不可)したものを下記に記載させて頂きます。ただこれらの数字はSBI証券からの公式発表ではなく、あくまでも読者様情報やネット情報となりますことをあらかじめご了承下さい。

IPO銘柄IPOポイントボーダー
配分株数
ポイント単価
6月22日上場
ペルセウスプロテオミクス
不明
不明
不明
6月23日上場
アイ・パートナーズフィナンシャル
748ポイント前後
100株
約903円
6月24日上場
セレンディップ・ホールディングス
250ポイント前後
200株
約420円
6月24日上場
HCSホールディングス
425ポイント前後
200株
約193円
6月29日上場
Waqoo
440ポイント前後
200株
約201円
7月6日上場
BCC
560ポイント前後
100株
約366円
8月27日上場
ジェイフロンティア
490ポイント前後
300株
約-385円

今回のこのプロジェクトカンパニー(9246)のIPO株数は公募株及び売り出し株合わせて10,755枚あるため、SBI証券の引き受け分は推定9,000枚程度となることから、過去統計的には複数配分(200株~300株)となる可能性が高そうですが、売り出し株7,335枚の一部は海外投資家へ販売されます。

仮に売り出し株の半数程度が海外投資家に回ったと想定すると、国内分は公募株及び売り出し株合わせて10,755枚から7,000枚程度まで減ることになります。となるとSBI証券の引き受け分も9,000枚程度から6,000枚程度まで減るかもしれません。

それでも6,000枚程度あればまだ複数配分となる可能性は残されていますが、予想以上に海外人気が高く海外投資家への販売分が多くなれば、結果的にIPO応募者の配分数が思惑通りとならない可能性もあり得ます。国内外の配分割合が決まるのは9月16日(木)でイコール抽選結果発表日となるため、日程的にポイントの取り消しもできません。

先日も申し上げた通り、天の邪鬼的な傾向のあるSBI証券だけに、やはり配分数を勝手に予測して無理にポイントを投入するのはリスクがある上に、今のIPO地合いでIPOチャレンジポイントを使用するかどうかは慎重に考えた方が良いかというのが個人的な見解です。もちろんここは自己判断となりますが。

いずれにしてもIPOチャレンジポイントを使うかどうかは別として、海外販売のあるDX(デジタルトランスフォーメーション)関連のグロース株となれば、中型案件とはいえ、個人的にこのプロジェクトカンパニー(9246)のIPO参加スタンスは当初の予定通り全力申し込みで問題無いかと思っております。当然ながら今後のIPO市場の地合いが少なからず改善されていることが大前提となります。

プロジェクトカンパニー(9246)のIPO(新規上場)幹事配分数

そして推定となりますがこのプロジェクトカンパニー(9246)のIPO株(公募株及び売り出し株)10,755枚IPO引き受け幹事団(シンジケ-ト)への割り当て数が以下の通り発表されています。海外投資家への販売分は考慮しておりません。

証券会社IPO株配分数配分割合
SBI証券主幹事9,248枚86.0%
岡三証券322枚3.0%
藍澤證券215枚2.0%
岩井コスモ証券215枚2.0%
水戸証券215枚2.0%
エイチ・エス証券108枚1.0%
極東証券108枚1.0%
東洋証券108枚1.0%
松井証券前受け金不要108枚1.0%
むさし証券108枚1.0%
岡三オンライン証券委託幹事?枚?%
SBIネオトレード証券委託幹事?枚?%

上記とは別でOA(オーバーアロットメント)分が1,613枚あります。

いつも通りIPO株数が少ない割にはIPO幹事団(シンジケート)が多いというSBI証券特有のパターンですが、これまたIPO当選の可能性があるのはやはりIPO主幹事のSBI証券ぐらいでしょうか。今回は100%完全抽選の証券会社も無いため、平幹事及び委託幹事(裏幹事)でのIPO当選も厳しそうですね。

<追記>
プロジェクトカンパニー(9246)のIPO仮条件が決まりました。

IPO想定価格:2,650円
IPO仮条件:2,570円~2,650円

久しぶりにIPO想定価格が最上限となる一般的なIPO仮条件設定となりました。そしてこの仮条件設定に伴い市場からの吸収金額は31.7億円~32.7億円となりました。

<追記>
プロジェクトカンパニー(9246)の第二弾初値予想が発表されたようです。

3,500円~4,000円

IPO仮条件は一般的な設定となりましたが、IPO初値予想第二弾はIPO初値予想第一弾よりも上限下限ともに上ブレとなる初値予想となっているようです。個人的な評価についてはB級評価のままで変更無し、IPO参加スタンスについても引き続き全力申し込みで変更はありません。

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