おはようございます。

昨日のNY株式市場は急反落。4−6月期GDP確定値の上方修正(前期比年率+6.6%→+6.7%)、ハイテク株への買い戻し主導で寄り付き直後に34,557ドル(+166)まで上昇する場面もあったものの、週間新規失業保険申請者件数の3週連続の増加(+36.2万件)、四半期末需給の売り傾斜などがネックとなって昼過ぎには節目の34,000ドル割れまで下落。15時台には「米上下両院での繋ぎ予算成立」により10月1日からの政府機関の閉鎖が回避されたものの、債務上限問題やバイデン政権の大型インフラ投資法案の不透明感への警戒から、引けにかけて下げ幅を拡大。ダウ構成銘柄はほぼ全面安。ナスダックはエヌビディア、AMD、ネットフリックスなどが買われたものの4日続落にて8月来安値を更新。

NYダウ 33,843ドル −546、ナスダック 14,5448 −63

米10年債利回り 1.492% −0.047、為替 111.26円/ドル
NY原油 75.03 +0.20、日経先物 29,300円 −380

big (4)

□ 本日の展望 : 売り一巡後も戻り鈍く

NY株急落を嫌気した軟調スタート後、引けにかけても実需筋の様子見ムード、市場マインドの軟化を重石とする弱含みの推移が本線。想定レンジは29,000円近辺から29,400円。朝方発表される日銀短観を建て前とした先物での仕掛け売りによる29,000円割れ、個別株への投げ売り連鎖も警戒。

★ 本日の戦略 : 脇を締めつつ毅然と対処!

先週前半と今週火曜の下落要因とされた(目先の)中国恒大のデフォルトリスク、米政府機関の閉鎖リスクはともに解決のメドが立ちながらも、株式市場の下げ止まり感は限定的。これらの現象は「四半期末の特殊需給の売り傾斜」が主要因であり、タイミングとしては来週前半のリバウンド基調入りを本命視していますが、その間の下値の見えにくさ、(想定に反する)調整局面の延長リスク、中小型株全般の打たれ弱さ・連鎖的投げ売りリスクなどを踏まえれば、強引な勝負は避けたいところ。

よって、買い増し意欲の湧かないストレス玉の大胆な売却による3割+アルファの余力維持、手仕舞い条件の徹底をによる守備固めを優先。攻撃面では
仕込みタイミングの分散も意識しながら、継続予定銘柄の小口逆張りによる買値引き下げへ。

〜(略)〜

【ウォッチ銘柄】

△ 3245 ディアライフ
21年9月期経常益予想を30億円から40億円に上方修正。ERI(6083)、ホクシン(7897)、パイプドHD(3919)、JCR(4552)などとともに空売りも念頭に置いた即転狙いでケア。ウォンテッドリー(3991)、PS三菱(1871)、リボミック(4591)、C&R(4763)は割り切り買い対象として注目。
 
△ 3658 イーブック
昨日は「LINEマンガ」が1株4,750円でのTOBを発表。鬼滅関連として火曜から触れてきましたが、お持ちの方は利確優先で。

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では 本日もよろしくお願いします!