本日の日経平均は反発。前日までの8連敗による自律反発機運の高まり、NYタイムの日米株価指数のテクニカル良化(長めの下ヒゲ)などを背景に堅調に寄り付くと、香港株高に呼応して先物での売り方の買い戻しに拍車がかかり、昼前には28,015円(+486)まで上昇。午後に入ると5日線(28,060円水準)や翌日の米雇用統計後の市場の混乱リスクを警戒した戻り売りが優勢となり、27,700円を挟んだ冴えない展開に。

東証主力株は高安マチマチ。指数を圧迫し続けてきた 9983 ファストリ、8035 東京エレク、6367 ダイキン、9984 ソフトバンクなどが指数高を牽引。中小型株も見直し買い機運が蔓延する中、4477 BASE、6292 カワタ、8698 マネックス、3996 サインポスト、4475 Henngeなどに短期資金が流入。ただし、低調な売買代金が示唆する「市場マインドの懐疑心」には要注意。

日経平均 27,678円 +149、Topix 1,939 −2
225先物(12月限)27,820円、為替 111.46円/ドル
NYダウ先物 34,405ドル +114

big (28)

【ウォッチ&Sラボ銘柄】
△▼ 6919 ケル 
22年3月期経常益予想を11.2億円から15億円に上方修正。吹き値待ちの空売り狙いでケア。シグマ光機(7713)、C&R(4763)は動意を示すなら即転狙いで。

〇 3998 すららネット
本日予定通り2,200円台半ばでの3割程度の売却 → (売却値から2,3%安水準の)2,200円割れでの買い直しにより買値を引き下げていただいたら、明日の押しも毅然と対処しつつ、上昇時はテクニカル良化を踏まえて〜(略)〜レンジにて軽め売却を計ってください。

    (会員サークルより 
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■ 後記 : 日経平均のテクニカルは5日線の上値抵抗感により底打ち度合いの乏しい形状。個別に関しては売り飽きムードによる「日経安への過剰反応リスクの低下」が下支えとして期待されるものの、本格的な上昇基調入りに必要な物色意欲 ≒ 売買代金が不足中。

よって、明日も強気度アップを控えたストレス玉の戻り売り、継続予定銘柄の個別逆張りによる買値引き下げ を中心とする体勢の建て直し策を優先してください。なお、現在のような乱高下中においてザラ場中の株価を睨みながらの売り買いはタラレバの原因となるため、売買注文の一定数は事前指値での対処がおススメです。

では 本日もお疲れさまでした。

お帰り前にこちらも是非!☆