ニッセイTOPIXインデックスファンドはニッセイインデックスシリーズの一つであるインデックスファンドです。
東証株価指数であるTOPIX(配当込み)をベンチマークとしており、これ一つで東証一部の全銘柄に投資していることと同じになります。
【追記】
2018年2月21日をもって、信託報酬年0.18%から年0.159%に引き下げが行われております。
さらに2019年6月27日より、年0.140%に再度の引き下げが実施されました。
ニッセイTOPIXインデックスファンドの詳細
ベンチマーク | TOPIX(配当込み) |
---|---|
購入手数料 | 無料 |
最低積立金額 | 100円~ |
設定日 | 2015年4月27日 |
信託報酬 | 年0.140%(税別) |
純資産総額 | 228億円 |
決算日 | 年1回(2月20日:分配金なし) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 株式…99.9% うち現物…97.8% うち先物…2.1% |
運用会社 | ニッセイ・アセットマネジメント株式会社 |
ニッセイTOPIXインデックスファンドの特徴
2016年11月18日に信託報酬が0.18%に引き下げられ、TOPIX(配当込み)をベンチマークとしたインデックスファンドの中で最安値となりました。
元々年0.29%で最安水準のTOPIXインデックスファンドでありましたが、さらに引き下げが実施されました。
ここまで低いコストで、TOPIXへの投資が可能になることに驚きですね。
競合する低コストファンドが続々登場したことで、思い切った戦略に出ました。
個人投資家にとっては嬉しい限りなので、どんとんと低コスト競争をしてもらって、投資しやすい環境を作ってもらいたいものです。
ただ現在は三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド(年0.16%)など、続々と低いコストのファンドが登場しており、本ファンドも再度引き下げ実施が行われるか注目ですね。
【追記】
2019年6月に再度の引き下げが行われて年0.140%となり、eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)と並び最安の国内株式インデックスファンドとなっています。
日本株の指標としては日経平均株価(225銘柄)の方が有名ですが、分散性においてはTOPIX(約2,000銘柄)の方が優れています。
ですので長期的にみれば、リスクが軽減・分散されるTOPIXに投資を行う方が、期待できるリターンが高くなると思われます。
組入業種
業種 | 比率 |
---|---|
電気機器 | 13.2% |
輸送用機器 | 8.4% |
銀行業 | 8.1% |
情報・通信業 | 8.0% |
化学 | 7.0% |
機械 | 5.1% |
小売業 | 4.7% |
食料品 | 4.6% |
医薬品 | 4.6% |
卸売業 | 4.4% |
組入銘柄
銘柄 | 比率 |
---|---|
トヨタ自動車 | 3.5% |
三菱UFJフィナンシャル・グループ | 2.2% |
ソフトバンクグループ | 1.5% |
日本電信電話 | 1.4% |
三井住友フィナンシャルグループ | 1.4% |
ソニー | 1.3% |
本田技研工業 | 1.3% |
キーエンス | 1.2% |
任天堂 | 1.1% |
ファナック | 1.1% |
組み入れられている銘柄は、世界のトヨタをはじめメガバンクやソフトバンク・日本電信電話などの情報通信セクターが名を連ねています。
組入上位銘柄は、いずれも時価総額が高い銘柄となっていることが特徴です。
上位10個の銘柄全て合わせた比率でも、約16%に抑えられていますので、全体でみればかなり分散の効いた構成となっていることがわかります。
最近になって任天堂やキーエンスが上位に食い込んでおります。
これらの銘柄以外にも、約2,000銘柄以上の企業に分散投資を行っています。
運用成績・利回りは?
期間 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
1カ月 | 1.6% | 1.7% |
3カ月 | 4.3% | 4.4% |
6か月 | -0.5% | -0.4% |
1年 | -7.0% | -6.8% |
3年 | 28.1% | 28.9% |
設定来 | 7.9% | 9.1% |
※2019年4月末時点
年次 | ファンド | ベンチマーク |
---|---|---|
2017年 | +21.9% | +22.2% |
2016年 | -0.03% | 0.3% |
2019年に入って株式市場が反発しており、本ファンドも好調に推移しています。
比較対象であるベンチマークは配当込み指数となっております。
依然まではトラッキングエラー(ベンチマークとの乖離の大きさ)がややありましたが、最近は配当込み指数に上手くついて行っています。
ファンドの成績は信託報酬を差し引いた数値となっている為、より正確な比較を行いやすくなっています。
純資産の推移
年 | 純資産 |
---|---|
2017年12月末 | 約137.5億円 |
2017年9月末 | 約107.9億円 |
2017年6月末 | 約86.1億円 |
2017年3月末 | 約70億円 |
2016年12月末 | 約25.1億円 |
2016年9月末 | 約16.5億円 |
2016年4月末 | 約2.6億円 |
純資産が綺麗な右肩上がりで増え続けており、今後も効率の良い運用が期待できます。
2017年の9月上旬には、100億円の大台に乗せています。
分配金は?
今のところ分配金を出しておらず、今後も出さずに運用が行われることに期待したいですね。
実質コストは?
2017年2月の運用報告書で判明した実質コストは、0.19%(税抜)とほぼ信託報酬と変わりありませんでした。
競合ファンドは?
同じTOPOX(配当込み)をベンチマークとする他のファンドですが、マザーファンドの規模を気にするならたわらノーロード TOPIX(信託報酬:年0.18%)が比較対象になります。
保有コスト(信託報酬)は同率ですが、マザーファンドの規模はたわらノーロード TOPIXに軍配があがります。
コストを徹底的に抑えたいなら、eMAXIS Slim 国内株式インデックス(年0.159%)、三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド(年0.16%)、iFree TOPIXインデックス(年0.17%)のファンドがおすすめです。
またアクティブ運用をしたいなら、安定した成績が魅力のひふみプラス(信託報酬:年0.98%)がおすすめです。
個人投資家の評判は?
今月の積み立て〜
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・ニッセイTOPIXインデックスファンド
・eMAXIS Slim 新興国株式インデックス今月はなかなかいいタイミングで購入できました( ^ω^ )
— プリプル@プリッと🍮 (@paccho_XRP) 2019年3月25日
2019年分のつみたてNISAは、slim先進国:slim新興国:ニッセイTOPIX=6:3:1で設定した。国内株式だけニッセイなのは、信託報酬率が変わらず、資産額が大きいから。
— ninthday (@PSInvestor) 2018年12月16日
銀行のポイントから得た現金(600円)を2つの日本株ファンドにしました。
ニッセイTOPIXインデックスファンド 300円
ニッセイ日経225インデックスファンド 300円また、明日とあさっての買い物(休日)の節約した分があったら、来週の月曜日に投資信託を注文します。
— Dallasの節約家&投資家 (@Dallas_invests) 2018年11月16日
今月は値動きの激しい株式市場でしたが私は本日購入しました??
・ニッセイ外国株式インデックスファンド
・ニッセイTOPIXインデックスファンド
・たわらノーロード新興国株式楽天証券は今日から楽天カードで積立の設定ができるようになったようです。
ポイントも貯まるし検討中??— プリッとリップル (@paccho_XRP) 2018年10月29日
ニッセイTOPIXインデックスファンドの評価
日経平均連動型のインデックス投信よりTOPIX連動型のインデックス投信の方が、分散投資の観点からおすすめできるファンドとなっています。
さらにTOPIX(配当込み)インデックスファンドの中では低い保有コストの部類ですので、長期にわたる投資コストも安く済みます。
日本株式全体に幅広く投資するインデックス投信としては、大本命となるファンドでしょう。
現在のところ、間違いなくおすすめできるインデックスファンドと言えます。
ニッセイTOPIXインデックスファンドを購入できる会社はこちら
現在の販売会社は下記となっています。
販売会社 |
SBI証券 楽天証券 マネックス証券 カブドットコム証券 松井証券 GMOクリック証券 岡三オンライン証券 フィデリティ証券 エイチ・エス証券 東海東京証券 証券ジャパン |
---|