私の場合は、
「大きく勝った後に、とても甘い投資をしてしまう。」
悪い癖があります。
本当はそのタイミングでもっと厳しく銘柄選びをしておけば、
せっかく大きく増やした財産を減らさずに済んだ。
という経験が何度かあるのです。
大きな勝ちで、どこか気持ちも大きくなってしまうんでしょう。
「勝って当たり前」みたいな心理状態になっていて、
甘々の投資判断でも「こんなんでも勝てちゃうんじゃない？」と
普段では絶対にやらない類の投資をしてしまう事もあります。
こういう、上手く行った後に、悪い判断を下してしまう傾向を
心理学的にはモラル・ライセンシングというそうです。
以下、モラル・ライセンシングに関する記事（長尾義弘氏）
この記事にもあるように、
そんな状態になってしまった時には、手遅れになる前に
「原点に戻る」ことが重要です。
もっとも、株の場合は、自分が大きく勝った時って、
大抵の場合、自分だけでなく、相場全体もワッショイ、ワッショイ状態ですので、
次の一回くらいは仮に悪い判断だったとしても、少々はまた勝てたりしますから、
ますます判断力が弱ってしまいます。
相場低迷期に、神経を研ぎ澄ませ、
検討に検討を重ねて買い向かったアノ感覚に戻るのはとても難しく、
結局、少々痛い目にあって初めて、冷静さを取りす戻わけです・・・。
ただ、さすがに何度もそんな経験をしていますので、
一工夫はするようにしています。
以前このブログでも書いたかもしれませんが、
大勝ちの後には、（当然、大金が手に入っているのですが）
資金の過半を意図的にしばらく寝かせるようにしています。
（別口座で国債や社債を買ったりする。過去3回これをやった）
別に生涯を通じて株で儲け続けなければならないルールはどこにもありませんからね。
時々、休憩しながらでも、十分、財産は増やせるはずです。
また、「こういう時こそ、勉強」と考えて、
株の本をいろいろ読むようにしています。
そんなわけで、
幸い、「大勝したのにその後の大負けで結局元に戻っちゃった…」みたいな
最悪の展開だけは避け続けて今に至っています。
本日も、参考になりましたら、
クリックの方もよろしくお願い致します。
当ブログは、長期投資法について解説することを主目的としています。
その中で、参考資料として特定の企業や市場動向についても情報を提供しますが、
仮にこれらの情報に基づいて投資判断をし、 結果的に損失を被ったとしても、
当方は責任を負いかねますのでご了承ください。
株式投資に関する意思決定や実際の売買に当たっては自己責任でおねがいします。
また、このブログでとりあげる個別銘柄への長期投資法は
個人的な性格や能力、生活環境等によって向き不向きがございますので、
誰もが簡単に勝てるような投資法でない事を前提にお読みください。