ノーロード明治安田社債アクティブ<特化型>は2016年12月に運用開始された国内債券アクティブファンドです。
購入手数料が無料のノーロードファンドです。
国内債券アクティブファンドとしては、信託報酬が非常に低めに設定されていることが特徴となっています。
ノーロード明治安田社債アクティブの詳細
ベンチマーク | NOMURA-BPI総合(除く国債) |
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購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2016年12月21日 |
信託報酬 | 年0.225%(税別) |
純資産総額 | 13.57億円 |
決算日 | 年1回(4/26) |
信託財産留保額 | なし |
償還日 | 無期限 |
投資形態 | ファミリーファンド方式 |
資産構成 | 国内債券…95.46% 金銭信託等その他…4.54% 銘柄数…141 |
運用会社 | 明治安田アセットマネジメント株式会社 |
ノーロード明治安田シリーズの一つであり、現時点で最も信託が報酬が低い日本債券アクティブファンドとなります。
信託報酬年0.225%とインデックスファンド並みに低く設定されていることが評価できます。
DLIBJ公社債オープン(短期コース)は優良社債アクティブファンドとして有名ですが、それよりもさらに安い信託報酬となりました。
ベンチマーク(NOMURA-BPI総合(除く国債))がまったく同じインデックスファンドは他にはなく、単純な比較とはなりませんが、ここまで信託報酬が低ければ、国内の社債に投資したい人には検討する価値のあるファンドといえるでしょう。
特化型と商品名にありますが、これは時価総額10%超を一つの社債で組む可能性があるということです。
1社の社債で大きな割合を占めた場合、同時にリスクも高くなりますので、分散投資の観点からポートフォリオに組み込むのは一部にしておくのが無難でしょう。
格付別組入状況
格付 | 比率 |
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AAA | 9.7% |
AA | 18.7% |
A | 57.3% |
BBB | 14.4% |
その他 | – |
債券特性値
修正デュレーション | 6.6 |
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残存年数 | 7.1年 |
複利最終利回り | 0.9% |
直接利回り | 0.9% |
組入上位銘柄
銘柄 | 利率 | 償還日 | 比率 |
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第18回光通信無担保社債 | 1.790% | 2033年3月23日 | 3.80% |
第1回ソフトバンク無担保社債(劣後特約付) | 2.500% | 2021年12月17日 | 3.63% |
第6回みずほフィナンシャルグループ無担保永久社債(劣後特約付) | 1.130% | 2023年12月15日 | 2.97% |
住友生命保険相互会社第2回A号劣後債 | 0.840% | 2021年6月29日 | 2.96% |
第2回ソフトバンク無担保社債(劣後特約付) | 2.500% | 2022年2月9日 | 2.88% |
第1回ビー・ピー・シー・イー・エス・エー円貨社債(TLAC) | 0.640% | 2022年1月27日 | 2.80% |
第36回相鉄ホールディングス無担保社債 | 0.700% | 2032年1月30日 | 2.64% |
第1回積水ハウス無担保社債(劣後特約付) | 0.810% | 2022年8月18日 | 2.49% |
第5回オリエントコーポレーション無担保社債 | 0.880% | 2022年7月22日 | 2.33% |
2017第2回インドネシア共和国円貨債券 | 0.890% | 2022年6月8日 | 2.14% |
上記の上位10銘柄を含む、全約150銘柄に投資を行っています。
個人投資家からも人気が高い「ソフトバンク無担保社債」など、国内の社債を中心に構成されております。
パフォーマンスは?
期間 | ファンド | ベンチマーク | eMAXIS Slim 国内債券 |
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1か月 | +0.42% | -0.08% | -0.41% |
3か月 | +0.83% | +0.06% | -0.53% |
6か月 | -0.67% | -0.60% | -0.98% |
1年 | -0.55% | -0.77% | -1.72% |
3年(年率) | +1.04% | +1.65% | +0.56% |
設定来 | +4.00% | +1.82% | +1.72% |
(2020年6月末時点)
パフォーマンスですが、ほとんど期間でベンチマークを上回る成績を残せております。
またeMAXIS Slim 国内債券インデックスと比較しても、安定した成績であることがわかります。
分配金は?
現在まで分配金は出されておりません。
今後も分配金はなしで運用されることに期待しましょう。
実質コストは?
決算年度 (対象期間) |
実質コスト |
---|---|
2020年 (2019/4/27~2020/4/26) |
0.257% |
2019年 (2018/4/27~2019/4/26) |
0.252% |
2018年 (2017/4/27~2018/4/26) |
0.251% |
直近で発覚した実質コストは0.257%と、信託報酬をやや上回るコストとなっています。
個人投資家の評判は?
ノーロード明治安田社債アクティブ (1231416C) の組入債券発行元を調べて見ると、特化型だけあって上位の比率が高め。S&Pとムーディーズで投資不適格 (投機的) になっているソフトバンクグループが入っているのが若干気になる。(データは2018年04月の運用報告書全体版より) pic.twitter.com/RIWfF4s4Nu
— yasu⋈(HIRATA Yasuyuki)@アスカネット (@hirayasu) May 11, 2019
週末資産チェック。定期解約の入金があったため、現金比率が少し上がっています。今週は米国債を幾つか買っただけなのでポートフォリオに大幅な変更はありません。
来週は、もう少し国内債券(ノーロード明治安田社債アクティブ)を購入しようと思っています。 pic.twitter.com/b6ArwPBtrJ
— スノブロ (@snobloo) 2018年11月23日
SBI証券の積立投信キャンペーン用の積み立てを設定!結局迷ったあげく、明治安田社債アクティブ特化型に3万円にしときました
— Mirai Takebe(さいれほ) (@planet_f108) 2018年4月16日
ノーロード明治安田社債アクティブの評価
今後のパフォーマンス次第ではありますが、国内債券インデックスファンドとのリターン比較次第では、投資する価値のあるアクティブファンドとなる可能性があります。
国内債券ファンドよりもリスクを取って大きなリターンを得たい人には、選択肢に入れるのもいいかもしれませんね。