http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170220/k10010883281000.html

全国で去年１年間に発売された新築マンションの１戸当たりの平均価格は、４５６０万円と建設費の高止まりを受け、おととしに次ぐ過去２番目の高値となりました。
民間の調査会社「不動産経済研究所」によりますと、全国で去年１年間に発売された新築マンションの１戸当たりの平均価格は、おととしに比べて５８万円、率にして１．３％下がって、４５６０万円でした。

平均価格の値下がりは４年ぶりですが、昭和４８年の調査開始以来、おととしに次いで過去２番目の高値です。
高値が続いているのは主に人件費や資材価格が高騰しているためです。

１戸当たりの平均価格を地域別に見ますと、首都圏ではおととしより０．５％下がって５４９０万円、 近畿圏は３．５％上がって３９１９万円、九州は１９．５％上がって３３９８万円でした。

価格が高止まりし、首都圏を中心にマンションの売れ行きが鈍っているため、去年１年間に全国で発売された
新築マンションの戸数は、おととしを１．４％下回る７万６９９３戸と３年連続で減少しました。
不動産経済研究所は、「今後も建設費が大きく下がることは見込めないことから、発売価格が高い状態はまだ続きそうだ」と話しています。