ドラッカーに学ぶニッチ戦略の教科書2

「1番以外はビリと同じ」

これまで会社経営をしてきて、一度はこの言葉を
聞いたことがあるのではないでしょうか?
もしくは、実際に実感された事が
あるのではないでしょうか?


実際、1位と2位の差は大きく
日本経済新聞が行った企業の経常利益調査によると

自動車業界1位のトヨタは
2兆9833億に対して
2位の日産は8622億と
3倍以上の差が出ていますし

コンビニ業界、小売業界1位の
セブン&アイは3501億円に対して
コンビニ業界2位のローソンは
696億円と、約5倍の差ですし

食品業界1位のJTが5651億円に対して
2位のアサヒは1459億と約4倍の差があります。


つまり、1位と2位の差は大きく
それはどの業界でも見られる現象であるという事が
わかります。

しかし、ここで少し考えていただきたいのですが
これらの結果になったのは
従業員の働きの差によるものなのでしょうか?

1位の会社の従業員100人と
2位以下の会社の従業員100人を集めて
学力テストや体力テストを行ってみたとして、、、

漢字検定などの基本的な知識や100メートル走などで
競い合った結果、1位の会社の平均点と
2位以下の会社の平均点は、2倍以上になるでしょうか?

どちらの会社も優秀な人を採用しているので
そこで大きな差は出ないはずですよね?

トヨタの社員が日産の社員の3倍以上賢いか?と言われると
日産にもトヨタの人より賢い人はいるはずですし
トヨタの人より仕事ができる人はいると思いませんか?

おそらく、個人の営業能力も仕事の処理能力も
ほとんど差はないと思いませんか?

ということは、
1位の会社と2位の会社の利益格差は
従業員の働きが大きく影響して出来上がったもの
ではありませんよね。



では、利益の開きには何が関係しているのでしょうか?
1位と2位を分ける大きな原因は何でしょうか?

それが、戦略です。

どの市場で戦うのか?どの顧客に提供するのか?
戦略によって、ここまでの差が出ているわけです。
(だから、経営戦略に経営者は時間を使うんですよね?)


では、小さな会社が効率的に
1位になるための戦略はどうすれば良いのでしょうか?

どのようにすれば、中小企業が
周りの企業と戦わずして、利益をあげる
戦略を作ることが出来るのでしょうか?

それは、、、

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