買った直後に確実にストップ高するにも似た制度 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

先日会社の先輩との会話の中で、

「期待利回り3%の投資案件があるのだが、どう思うか?」聞かれたため、

「私はそんな期待リターンの低い投資はしない」と答えると、

「いったい、どこに3%以上の利回りが期待できる投資案件があるのか?」

と逆質問を受けました。

 

成長株の話をし始めても良かったのですが、

(株価が適正水準にある年率20%成長株の期待リターンは20%だ!!)

 

少々、話が長くなると思い、

「例えば・・・」と前置きをして、

私がやっている持ち株会と太陽光発電の話をしました。

 

私の勤める会社では、

最大月50,000円まで給与天引きで自社株を買うことができるのですが、

その時、奨励金として会社から5,000円の上乗せがあり、

合計55,000円分の自社株を買うことが出来ます。

 

「これってすごい事でしょ?」と、教えてあげたのです。

 

50,000円に対して5,000円ですよ。

買ったその日に10%株価が騰がるのと同じことが確実に起こるのです。

長年株をやってきましたが、そんな素晴らしい出来事はほとんど経験がありません。

(実は何回か経験はある…。)

 

それをやらない手はないでしょう。

 

(日経マネーの連載記事にも書いたように)

個人投資家は、

まずは自分の強みを最大限活かせるような投資先を検討するべきですが、

自社株くらい自分の強みを活かせる投資対象も考えられません。

 

なんせ正真正銘のインサイダーなんですから・・・。

 

もちろん、増資や未発表の決算情報を持っていて、

そのタイミングで利を抜くようなことをすれば犯罪ですが、

社内ルールに則って適切に売却すれば良いだけです。

 

毎月買い貯めたものを年1回決まった日に売却すれば、

バラつきはあるものの、期待リターンは10%を超えます。

(配当もあるし…。)

 

私は入社以来ずっとこれを続けています。

(毎年1回売るというのは面倒くさくなったので最近はやってないが…。)

 

また、2年前に実家の梅林を整地して始めたソーラー発電所は、

純利益ベースで利回りは7%、EBITベースなら12~13%で回っています。

 

金持ち父さんが言うように、自ら事業を行えば、

投資家としてのリターンに加えて経営者としてのリターンが加わるため、

その利回りは大きくなるのです。

 

ここまで説明すると

「わかった。わかった。」と笑ってどこかに行ってしまいましたが、

どうやら私が雑誌に連載したり本を出したりしていることを誰かから聞いて、

ちょっと、からかわれてしまったようです…。

 

もし、読者さんの中に、これから資産形成を始めようと考えていて

しかも、私の会社のように持ち株会制度があるのなら、

ぜひ検討してみてください。

 

(ソーラー発電の方は固定の買取価格が引き下げられたので、

今から始めても大して儲からない。)

 

随分昔、山一證券が倒産したときに、社員のコメントで

「持ち株会はリスクが高い。

なぜなら、会社が倒産した場合、職を失う上、積み上げてきた財産も失う。」

といった内容の記事を読んだことがありますが、

年1回売却作戦なら、そのリスクも低減できます。

 

もっとも、持ち株会制度を継続している会社側の狙いからは

やや外れた行為かもしれませんが・・・。

 

 

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