現金比率を高めながらも株を保有している理由 | エナフンさんの梨の木

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ピーターリンチをお手本とした初心者でもできる長期投資法を日々研鑽しています。

常にそうだとは言わないが、

私はストーリーの組み立てに数時間を費やす。

 ~ピーター・リンチの株で勝つ(ダイヤモンド社)~

 

ピーター・リンチはラ・キンタ・モーター・インというホテル会社で

15倍高を取り、大儲けしました。

この時の検討については、

かなり詳しく「ピーター・リンチの株で勝つ」の中で説明してくれていますが、

私にとって理想のA級投資は、まさにこれです。

 

急成長企業でありながら、割安。

成長ストーリーはシンプルで合理的。

まだまだ成長余地が残っており、

すぐに強力なライバルが登場するリスクも小さい。

 

あなたが新しい技術のハイテク企業に投資したとたんに

それ以上の新しい技術が現れてくる。

しかし、一夜にして100ものレストランやホテルを作ることは不可能である。

 

この銘柄の場合、ピーター・リンチは慎重にウラをとった結果、

 

ラ・キンタについては、曖昧なものではなく、

十分確信を持てるストーリーを得ていた。

 
と言い切れるレベルに達していました。
 
私も、このラ・キンタの成功事例をベンチマークに
アークランドサービスというとんかつチェーン店を買い向かい、
同じく15倍以上儲けることに成功しました。
 
当時のブログを読むと「負ける気がしない」とまで書いています。
 
 
ただ、今となっては昔話です。
今、これほどのA級投資ができているか?
と聞かれると、残念ながら、そこまで完璧な投資は出来ていません。
というか、そこまで完璧な株がなかなか見つからないのです。
 
・急成長だが、割安とまでは言えない。
・割安だが、外部要因の影響を強く受ける。
・成長株だが、やや大きな問題に巻き込まれて株価が低迷中。
・成長部門と衰退部門を持っていて、利益は伸びているが売上は減少中。
 
こんなのばっかりです。
B級投資ですね。満月ではなく、どこかが欠けてる感じです。
 
それでも、
「何も買わないよりかは買った方が良い」
という判断をしているのです。
 
このような状況で、相場全体に不安感が出てきましたので、
3月ごろから全体的に保有株数を減らして、
現金比率を少しずつ高めてきたというのが現状です。
(当然、高くなりすぎたと判断した株は全て売却した。)
 
個人的には、
「この辺で暴落が始まれば、また良いお買い物ができるのに・・・。」
と楽しみにしている部分もあるのですが、
 
たぶん、その一歩手前くらいで反転上昇が始まり、
やっぱそこまでは下がってくれんな…。
 
みたいなことになるんだろうとも思っています。
 
だから、すべて売るわけではなく、
現金比率を高めながらも株式も結構な量を保有しているわけです。
 
本当はソニーを見つけてもう1年も経ちますので
そろそろ次の大物を見つけたいのですが・・・。
 
 

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