皐月賞のデータ展望です。

本日は、今年もここが効いてくるのではないかと考えている、重賞勝利馬・未勝利馬の傾向について取り上げたいと思います。

まずは、重賞勝利馬・未勝利馬で分けた、全体成績から挙げていきます。
※データは、2011年東京開催を除く、過去10年分です。

皐月賞 2017 注目データ:重賞勝利実績

重賞勝利馬
7-6-8-55】(連対率17.1%、複勝率27.6%)

重賞未勝利馬
2-3-1-77】(連対率6.0%、複勝率7.2%)

上記は、これまでに重賞勝利がある馬、ない馬で分けた全体成績となります。

実績は直結するというところもあり、全てにおいて重賞勝利馬が良い傾向となっています。

また、データの数字よりも注目したいと考えているのが、各年の好走馬の数です。
重賞勝利馬は、毎年2頭以上の好走馬が出てきていますが、重賞未勝利馬は好走馬が出てきても1頭までとなり、2頭以上の好走馬が出てきたことは、この10年では一度もありません。

実績ある馬が好走しやすいというところでは、当たり前の流れではあるんですが、「好走しやすい・しにくい」というざっくりとした分け方はできると思いますので、今年はここを中心に組み立てていこうかなと考えています。



□該当馬
・重賞勝利馬
アメリカズカップ(きさらぎ賞)
アルアイン(毎日杯)
ウインブライト(スプリングステークス)
カデナ(弥生賞、京都2歳ステークス)
コマノインパルス(京成杯)
サトノアレス(朝日杯フューチュリティステークス)
スワーヴリチャード(共同通信杯)
トラスト(札幌2歳ステークス)
ファンディーナ(フラワーカップ)
ペルシアンナイト(アーリントンカップ)
レイデオロ(ホープフルステークス)
※()内は勝利レースを記載。

・重賞未勝利馬
アウトライアーズ
アダムバローズ
キングズラッシュ
クリンチャー
スズカメジャー
ダンビュライト
プラチナヴォイス
マイスタイル


今年はトライアルレース以外からの参戦予定の馬もあり、若干ながら重賞勝利馬の方が数が多くなりそう。該当馬が多い分、これまでの傾向が引き継がれる可能性はより高くなったとみていますので、中心はやはり重賞勝利馬たちということになってきそうですね。昨年のように、重賞勝利馬たちが上位を独占するといった結果も十分考えられるのではないでしょうか。

反対に、重賞未勝利馬たちは、「好走馬が出てきても1頭まで。または全く出てこない」という傾向となっていますので、あまり積極的に狙っていくというのは得策ではなさそうに思えますね。ただ、気になっている穴馬候補は、重賞未勝利馬側にチラホラいますので、中心に加えるかどうか、悩ましいところです(´・ω・`)。


以上が、注目したい重賞勝利馬、未勝利馬の傾向となります。



今回挙げた傾向からは、重賞未勝利馬たちは狙いづらいということになるんですが、そうは言いつつも、以下のデータが機能してくれないかなと、淡い期待を持っています。

・重賞未勝利馬
・前走トライアルレース(弥生賞、スプリングS、若葉S)、または共同通信杯組
・前走4番人気以内
・前走2着以内
・これまでの成績が掲示板内率100.0%をキープしている

少々絞り込み要素は多くなりますが、この4点を満たした該当馬は…【2-2-1-4】(連対率44.4%、複勝率55.6%)。

重賞未勝利馬の全体成績が【2-3-1-77】となりますので、好走馬の大半が満たしている傾向となります。


そして、重賞未勝利馬の中で、唯一、この4点を満たしているのがC人気ブログランキング(※アウトライアーズでした)。

前回の展望で挙げた予想オッズからも、そこまで人気になることはなさそうなので、ここが機能してくれれば、少しは波乱も期待できるのではないかと。注目したい現時点での穴馬候補と考えています。


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