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先日、香川選手の所属するドルトムントのバス付近で爆発が起こり、選手の1人が手を骨折する怪我を負いました。ドイツ警察によると、爆弾は3つ設置されており、明らかにドルトムントのバスを狙ったものだったと発表しています。さらに、その爆弾は100m先まで届くような強力なもので、中には殺傷能力を高める金属片が入っており、バスの後部にはこの金属片が突き刺さっていたそうです。
また、現場にはイスラム国の犯行声明のような手紙が計3通置かれており、ドイツ軍による無人偵察機でのイスラム国監視の停止、そしてドイツのアメリカ空軍基地の閉鎖などの要求が書かれており、要求に応えない場合は有名人やスポーツ選手など、イスラム国の処刑者リストに載っている人間を殺害するということが書かれていました。
この事件を受けてサッカー界は警備を厳重化し、マンチェスター・ユナイテッドなどのバスも警察に誘導されて移動しています。
そしてUEFA(欧州サッカー連盟)は、現在進行中のチャンピオンリーグの決勝となるミレニアム・スタジアムのテロ対策を検討している模様。特に警戒しているのがドローンを使った上空からの攻撃で、スタジアムの屋根を閉めて開催することが計画されているようです。
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2015年にパリで起こった同時多発テロでもサッカースタジアムの付近が狙われており、大勢が集まるスポーツイベントでは特に対策が必要となってきました。
2020年には東京五輪開催、日本でもテロ対策が大きな課題となってきます。
嫌な時代ですが、人が集まる場所へ行く際は逃げ道を確認しておくなど、できることはしておいた方が良いかもしれません。
テロの心配なんてせずにスポーツを楽しめる時が来ることを祈ります。