マイラーズカップのデータ展望です。

まずは出走予定馬から。
馬名性齢負担
重量
騎手
アクションスター
牡756.0
イスラボニータ
牡657.0C.ルメール
エアスピネル
牡456.0武豊
クルーガー
牡557.0松山
サンライズメジャー
牡856.0
シェルビー
牡856.0
ダッシングブレイズ
牡556.0浜中
トーアライジン
牡456.0
フィエロ
牡856.0福永
ブラックスピネル
牡456.0M.デムーロ
ブラヴィッシモ
牡556.0
プロディガルサン
牡456.0川田
ヤングマンパワー
牡556.0松岡
※騎手は想定となります。

以上、13頭が登録。

マイラーズカップ 2017 予想オッズと上位馬考察

続いてnetkeibaさんの予想オッズと、上位馬たちをみていきます。
人気馬名予想オッズ
1エアスピネル2.4
2イスラボニータ3.3
3ブラックスピネル4.4
4プロディガルサン7.2
5フィエロ10.8
6ヤングマンパワー15.3
7ダッシングブレイズ15.7
8クルーガー32.3
9サンライズメジャー93.3
10ブラヴィッシモ284.1
11アクションスター502.6
12トーアライジン653.4
13シェルビー1089.0



※データは、京都開催に変更された2012年以降、過去5年分です。

1番人気予想:エアスピネル

父:キングカメハメハ(ミスプロ系)、母父:サンデーサイレンス(系)

前走2017/02/05
東京新聞杯(G3)1番人気3着東京 芝1600m
前々走2017/01/05
スポニチ賞京都金杯(G3)1番人気1着京都 芝1600m
3走前2016/10/23
菊花賞(G1)6番人気3着京都 芝3000m

前走東京新聞杯組は【0-1-2-3】(連対率16.7%、複勝率50.0%)。連対率こそ低めですが、2頭に1頭が好走しており、臨戦過程としては良い印象を受けますね。

前走は単勝オッズ1.8倍という人気を裏切り3着と敗れましたが、超スローペースからの瞬発力勝負となり、馬場や展開がプラスにならなかったこと、また連対馬よりも斤量が1.0kg重かったことが最後に響いたように映りました。それでも勝ち馬からは0.1秒差の3着だったので、そこまで悲観する内容ではないとみています。

今回も少頭数、前走先着を許した2頭も出走予定となりますので、同じ展開になると危ない印象はありますが、斤量差もなくなりますし、現状は崩れず走れていますので、ここも好走というところでは期待したい1頭と考えています。


2番人気予想:イスラボニータ

父:フジキセキ(サンデーサイレンス系)、母父:Cozzene(グレイソヴリン系)

前走2016/12/24
阪神C(G2)2番人気2着阪神 芝1400m
前々走2016/11/20
マイルチャンピオンS(G1)2番人気2着京都 芝1600m
3走前2016/10/22
富士S(G3)4番人気2着東京 芝1600m

前走阪神カップ組は【0-0-0-2】。該当馬は非常に少ないので、まだなんとも言えないところはありますが、この5年では好走馬がでてきていませんので、現状としては良い臨戦過程ではない可能性が考えられますね。

臨戦過程は良くないものの、この京都芝1600mは【0-1-1-0】と崩れておらず、この2戦は共にG1マイルチャンピオンシップとなりますので、実績、適正というところでは力は上位にあるとみています。

一つ不安要素を挙げるとすれば、年齢でしょうか。昨年の走りからはまだまだ力はある馬に映りますが、言っても今年で6歳。そろそろ衰えが出てきてもおかしくない年齢になっていますので、その点は注意したいと考えています。また、休み明けは苦にしないタイプですが、叩いた方がより良い馬だと思いますので、現状では勝利のイメージはなく、評価できても3番手までかなと考えています。


3番人気予想:ブラックスピネル

父:タニノギムレット(ロベルト系)、母父:アグネスデジタル(ミスプロ系)

前走2017/02/05
東京新聞杯(G3)3番人気1着東京 芝1600m
前々走2017/01/05
スポニチ賞京都金杯(G3)6番人気2着京都 芝1600m
3走前2016/12/10
チャレンジC(G3)2番人気5着阪神 芝2000m

こちらもエアスピネル同様、前走東京新聞杯組の1頭で、【0-1-2-3】(連対率16.7%、複勝率50.0%)の成績を考えれば、最低どちらか1頭は好走を期待できそうですね。

京都は開幕週となりますので、前走のように逃げる形になっても馬場はプラスに働きそうですし、前々走のように控える競馬もできる馬なので、現状はそこまで凡走するイメージは持てないですね。

そんな中、一つ気になっているが、先にも少し触れたエアスピネルとの斤量差です。
前々走の京都金杯では、エアスピネルが56.5kgに対し、ブラックスピネルは55.0kg。
前走の東京新聞杯では、エアスピネルが57.0kgに対し、ブラックスピネルは56.0kg。
ここ2戦は接戦でしたが、わずかながら斤量差があったのも事実。

今回はエアスピネル、ブラックスピネルともに56.0kgと、同斤量になりますので、斤量差で着順が決まる訳ではないですし、わずかな差だとは思うものの、この斤量差がプラスに働くことはないでしょうから、不安要素の一つと考えています。


4番人気予想:プロディガルサン

父:ディープインパクト(サンデーサイレンス系)、母父:Storm Cat(ストームバード系)

前走2017/03/11
金鯱賞(G2)2番人気7着中京 芝2000m
前々走2017/02/05
東京新聞杯(G3)5番人気2着東京 芝1600m
3走前2016/10/23
菊花賞(G1)11番人気11着京都 芝3000m

前走金鯱賞組はこの5年では該当馬がおらず。大きな括りとして、前走G2組で見ていくと【1-1-0-9】(連対率、複勝率ともに18.2%)で、率としては大したことはありませんが、好走馬2頭は当日5番人気以内となりますので、人気を背負うという点はプラスになるかもしれないですね。

前走は7着と敗れましたが、勝ち馬ヤマカツエース、また6着馬ステファノスは、その後、G1大阪杯で好走。勝ち馬から0.3秒差ということを考えれば、着順ほど悪い内容ではなかったように思えます。

また、これまでの走りからはどの舞台、どの距離が合っているのか掴みづらいところはあるものの、このマイラーズカップが京都舞台に移ってから、毎年ディープインパクト産駒の好走馬が出てきていますので、父の血統面からは外せない1頭になりそうですね。軸にはこわいですが、相手には買いたい1頭と考えています。


以上が、予想オッズの一桁台、上位4頭となります。


今回挙げた4頭の中で、最も注目しているのはエアスピネルです。
良血馬+武豊騎手というところで、どうしても人気を集め過ぎるところはありますが、前々走の京都金杯、2歳時のデイリー杯2歳ステークスと、この舞台では2戦2勝と底を見せておらず、舞台適正は申し分なし。実績ある舞台というところでは、前走以上の着順、また同舞台での3勝目を期待できるのではないかとみています。現時点での軸馬候補と考えています。




最後に、予想オッズの下位人気の中では、A人気ブログランキング(※ダッシングブレイズでした)が気になっています。
重賞ではワンパンチ足りない印象もあり、血統的にも不安はあるんですが、騎乗予定の鞍上とは相性も良く、堅実に走れていますので、これくらいの人気に落ち着いてくれるのであれば、穴馬候補として注目したいですね。


応援の方、よろしくお願い致します。