おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。メイ英首相による「EU離脱促進に向けた総選挙実施(6/8)」表明がネガティブサプライズとなり債券買い・株式売りが進行。

IMFによる今年の世界経済成長予想の上方修正(+3.4%→+3.5%)、コンセンサスを上回ったJ&Jやバンカメの決算など好材料も散見されたものの、市場予想を下回った3月住宅着工件数やゴールドマンの決算、テクニカル要因(10日線付近での戻り売り)などマイナス材料に飲み込まれる結果に。

big (8)

NYダウ 20,523ドル −113、ナスダック 5,849 −7 
米10年債 2.171% −0.080、NY原油 52.63 −0.02 
為替 108.43円/ドル、日経先物(夜間)18,330円 −110

□ 本日の展望 : 欧州政治不安が重石に
NY市場同様に英総選挙や週末の第1回フランス大統領選などに絡めた欧州政治不安を重石とする軟調スタート後、引けにかけてもドル円と先物に振り回される不安定な推移へ。想定レンジは18,250〜18,450円。

個別全般に関しては月曜に相当量の投げ売りが出ているだけに(日経平均に比べて)底堅い推移が予想されますが、日経平均が18,224円を割り込む場合には見切り売りが膨らむ可能性も念頭に。

★ 本日の戦略 : 投げ売りを丹念に集める!

メイ英首相の決断は意外だったものの、テクニカル要因からは日経平均・NYダウともに「下落トレンド中の10日線ワンタッチ後の短期調整」まではセオリー通り。

よって、一定の余力維持 & 手仕舞い条件の厳しめ設定により更なる下方向のオーバーシュート ≒ 18,000円〜17,800円水準までの下落に警戒しつつ、ターゲットを絞った押し目買い増し狙いによりリバウンド相場入りへの備えを丹念に進めていってください。

★☆Sラボ4銘柄は昨夕の戦略を踏襲。

【ウォッチ銘柄】
△ 6502 東芝
主要事業の分社化を検討中との報道。

△ 5021 コスモエネルギー
17年3月期の連結経常益は従来予想の530億円から750億円超に上ブレた見込みとの報道。

△ 2160 ジーエヌアイ
17年12月期最終損失を2.63億円の赤字から0.63億円の赤字に上方修正。
 
△ 3318 メガネスーパー
メガネ型ウェアラブル端末の新会社を設立すると発表。
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□ ポートフォリオ全体で売買戦略を調整!
地合いの不透明感を踏まえれば、持ち株間の売買条件も工夫したいところ。

例、銘柄Aは現値買い→銘柄Bは直近安値近辺で買い。銘柄Aは買値+3%で3割利確 → 銘柄Bは買値5%高で3割利確...など。※ ボラティリティの相違は一旦横に置いています。ご了承ください。

『 ‘短期’は損気! 』

では 本日もよろしくお願いします。