ネットで現金販売 出品者語る利益の仕組み | お金儲けマニュアル

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 フリーマーケットのように、様々な物を売買できるアプリ「メルカリ」に「1万円札」などの現金が出品されるケースが相次いだ。波紋が広がるなか実際に現金を出品した男性に話を聞くことができた。


■メルカリに現金出品相次ぐ

 いらなくなった服や雑貨などを個人間で取引できるアプリ「メルカリ」。そこに出品されていたのは1万円札20枚で20万円の現金だ。この20万円が送料込みで22万9500円で出品されていた。

 ほかにも1万円札3枚が3万6666円で出品。このように現金がその金額以上の売値で数多く出品されていた。さらにオークションサイトの「ヤフオク!」でも数多くの現金が販売されている。

 実際に現金を出品した人から話を聞くことができた。

 出品した男性「これが1万円札10枚を出品して、ここにSOLDと書かれていますが実際に12万円で落札されています」

 インターネットで現金が販売されているのを見て試しにやってみたという男性。すると出品から2日ほどで落札されたという。

 出品した男性「僕自身はお金がもうかりますし、その方(落札者)も一時かもしれないけど、助かるのであればいいんじゃないのかなと思います」


■5万円の現金出品 もうけの仕組み

 いったい、どういう仕組みなのだろうか。例えば、出品者が5万円の現金をその金額より1万円高い6万円で出品したとする。その金額で購入したいと考えた人が、クレジットカードで6万円をサイト側に支払うと、サイト側は手数料を引いた金額を出品者に支払う。すると出品者から購入した人に現金5万円が届く仕組みだ。


■高い金額で現金を購入する人の事情

 では、どういう人が実際の価値より高額にもかかわらず購入しているのだろうか?クレジットカードには、買い物に利用できる「ショッピング枠」と現金を借りることができる「キャッシング枠」がある。例えば、クレジットカードのキャッシング枠が上限に達したため、金を借りることができない人などが、ショッピング枠を利用して現金を購入することで現金を手に入れることができるのだ。借金の返済など、急に現金が必要になった人が購入しているとも考えられる。

 この行為について、現金化の問題に詳しい弁護士は「現行の法律で何か規制されているわけではなく、限りなくブラックに近いかもしれないが、現行法上はグレーと言わざるを得ない」と話す。

 

 

 

 

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