近いファンド仲間2名と連絡を取りました。

結論として彼ら2名の考えは、
地政学的リスクの長期化は前提とし、28日の歳出法案の不成立とそれにトランプ政権への落胆が加わった場合の政治リスクに重点を置いていました。また、それらの評価やフランス大統領戦の結果が出る連休後からは新興市場を中心とした上昇相場を予想(期待)しており、それまでは監視状態にあるといった様子です。

彼ら2名の考えの共通部分を箇条書きにします。なお、それぞれが狙う個別銘柄に対する情報は割愛しています。

【共通認識】
・歳出法案の不成立で政府機関が閉鎖された場合の米国株下落は致命的
・トランプ政権の議会調整は報道以上に難航している

・米国の実体経済には期待できる
・2017年後半に日経平均は回復し2万円に到達
・リスク減退後は新興市場の一部でバブルが生まれる
・地政学的リスクは長期化するが戦争が勃発する可能性は低い(10%未満/ほぼ0%)
・ルペン氏が大統領戦に勝利しても混乱は限定的(英国とEUの調整内容の方が重要)など

ザックリと上記のような認識でいました。
感情面としては「日米の経済情勢自体への懸念は少なく、周辺事情と投資熱の戻りを心配している」という印象です。

いずれにせよ、相場環境も安定せず大型連休に入ることから、個人投資家の私たちも様子見スタンスを継続することが得策であると言えます。


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それでは、今日のレポートです。 
 
【日経平均】   19,289.43円(+210.10
【マザーズ指数】 1,021.00円+16.73
 
【日経平均の動向予想】東京銘柄の明日の予想レンジ:18,800円 - 19,400円 
欧州リスク&地政学的リスクの後退に加え、米国の税制改革案への期待から買い上がりNYダウと共に日経平均も上昇。米国の企業業績も好調であることで投資ムードの緩やかな回復を感じる動きが見れました。ただし、今夜に発表予定の税制改革案の実現性を危ぶむ声や28日に迫る米国暫定予算の期限切れ問題などトランプ政権に対する落胆から引き起こされる下落リスクを警戒する投資家も多く、税制改革案の評価によって明日以降は一旦の調整に入る可能性は高いと考えます。明日に関して言えば、評価結果はドル円ではなくNYダウに反映されやすいため、日経平均もNYダウに連動した動きを想定すべき一日になると考えます。

 
【本日5%以上の上昇をしたディーラー銘柄】 

◆3793 ドリコム
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前日終値:1,269円
始  値:1,305円  
安  値:1,290円 
本日高値:1,354円
最大上昇率:5.0% 
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◆6918 アバールデータ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前日終値:1,839円
始  値:1,898円  
安  値:1,878円 
本日高値:1,979円
最大上昇率:5.4% 
________________ 

◆6541 グレーステクノロジー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
前日終値:3,090円
始  値:3,200円  
安  値:3,185円 
本日高値:3,660円
最大上昇率:15.0% 
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今後も弊社サービスに変わらぬご愛顧を賜りますよう 宜しくお願い申し上げます。

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