【勘流雑感】
大型連休中の海外情勢は地政学的リスクの高まりを回避しながら、健全な米雇用統計、万人の希望通りの決着となった仏大統領選、ドル円上昇など日本株にとってフォロー要素の多い動きとなった。ただでさえ保守的な日本企業の決算は 3,4月のドル円低迷に委縮して市場予想を下回るものも少なくないが、いかに近視眼的な外人部隊といえども売りすぎがハイリスクであることは理解しておろう。さすれば、今週も日経20,000円オーバーを視界に入れた強気戦術を続行されたい。
先物に関しては、本日の前場の急騰シーンをショートでエントリーするも上策だが、細かい作業が要される割にリターン期待値は低くなるゆえ、寄り値から100円下までをパラパラと買い、60−80円幅の小掬いを狙うが善かろう。連休前に6月オプション20500、21000円コールの買い、NYダウ先物の買いなどを手掛けた者は前場中の利入れが上策。
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【勘流銘柄】

□ 3928 マイネット
4/27 3,175円より 5/2 3,440円 +265 8%高
月末月初の株価統制により提灯買いを誘えるチャートを形成してきた。材料や仕掛け一発での上振れを目して、本日も押さば粛々と。

■ 6101 ツガミ

4/25 795円より 4/28 856円 +61 7%高
割安東証コア銘柄は■ りそな<8308>一本に絞り、ここではいち早く上値追いモードに突入している流れの善さを買う。その■ りそな<8308>にしても、米トランプ政権の政策実現能力に疑念は残るが富裕層優遇のために金融規制を緩和せんとするスタイルに変わりはないだけに、現値近辺は仕込み場として処されたい。

■ 新たなる勘流銘柄

3,4月から個人消費の回復基調が鮮明となってきた。東証も新興もコア銘柄が決算を目前に控えているため、紛れを避けたい資金群の流入も期される。まずは現値25%高を目して、眼前の押しを耽々と拾われたい。

(その他)
2170 リンク&モチベーション 2146 UT など

人材関連のトレンド上位は明白。今から買っても短期的な値幅は期待できぬが、中期指向なら十分に勝負になる。S教授のアウトソーシング<2427>も同様。

6310 井関農機、6326 クボタ
先週発表の中国政府による6兆円減税策の効果はじわりじわりと表れよう。中期指向で押し目買い続行。

【雑記】
国民の怒りを悪用したブレグジットやトランプ大統領の誕生によって高まったポピュリズム台頭リスクは、3月のオランダ総選挙と昨日の仏大統領選によって一定の歯止めがかかった。国内マスコミや民進党、共産党など理性崩壊、感情主義加速を企てていた面々にとっては著しい打撃。ただし、世界情勢が通貨戦争から貿易戦争へと変化せんとしているだけに、安倍黒田体制にとって難しいかじ取りは続く。

何かしら参考になっておれば是非に。
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株価が上昇してからのテクニック勝負は個人にとって完全に不利。ファンダメンタルズに固執した先の見えない勝負も同様。明確は売買戦術を頭に置き、先手先手で攻め入られたい。
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