お客に好意を持たれれば、
セールスがしやすくなる。

そこで質問です。

「お客は、セールスマンのどこに
好意を持つと思いますか?」
少し考えてみてください。





あなたが、考えたのは、
トークのうまさでしょうか?
商品の知識でしょうか?
誠実さでしょうか?

アメリカの人類学者である、
レイ・バードウィステルによると、
言葉が相手に伝える情報は、
全体の7%しかないのです。

逆を言えば、
人は話している相手から
情報を得る時に
93%は言葉以外から
情報を受け取っています。

例えば、
頷き、アイコンタクト、
ジェスチャー、歩き方、
そして、沈黙からも
情報を受け取っています。

そのような、
言外のコミュニケーションを
円滑にし、相手に好意を持って
もらえるようなテクニックが、
「クロージングの心理技術21」では、
紹介されています。

それは、
「ペーシング」というテクニックです。

「ペーシング」とは、
話し相手の真似をして、
相手に親近感を覚えてもらう
という言外コミュニケーションの
テクニックで、

例えば、

相手が腕を組んでいたら、
あなたも腕を組んだり。

相手が水を飲んだら、
あなたも水を飲んだり。

というように相手の行動や
様子に合わせて、動くということです。

しかし、「ペーシング」には、
注意点があります。

それは、あからさまに
やりすぎると相手が逆に不快感を
覚えるということです。

実際にやる際には、
注意してください。

ちなみに、
このテクニックに関して、
「クロージングの心理技術21]
ではこのように書かれています。

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お客の動きを真似しよう。
すると、お客はだんだんあなたに
親近感を覚えるようになる。

この方法は
「ペーシング」と呼ばれ、
お客の聴覚、視覚、触覚へと
訴えかけることができるのだ。

そうすることで、
あなたは、お客の無意識である
93%にあなたを印象付ける
ことができる。
==============

セールスマンは、
言葉にも十分気を付けなければ
いけないけれども、
言外のコミュニケーションにも
注意を向ける必要があるのです。

言外のコミュニケーションを
学び、それを実行すれば、
お客はあなたに好感を持ち、
セールスが簡単になるでしょう。

これは、この本の一部の引用です。
他の心理技術はこちらをご覧下さい。

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クロージングの心理技術21