2017年5月23日、AFCチャンピオンズリーグ・ラウンド16が行われた。
ホーム&アウェイに2回ずつ戦い、2試合合計で勝敗を決める。その第1回戦をおさらいしよう!
鹿島アントラーズ vs 広州恒大 【0-1】×
アウェイで行われた第1戦。グループEを首位で突破した鹿島は、立ち上がりから激しい攻防戦を見せる。豊富な資金力を駆使し、世界各国からスター選手を集める広州恒大のFWパウリーニョなどの鋭い攻めに苦しめられるが、DF昌子源を中心に堅い守りを見せ、無失点で前半を終える。
後半に入っても一進一退の戦いは続き、両チーム後一歩のところでゴールを奪えない状況が続いた。
しかし75分、広州恒大のパウリーニョがコーナーキックから頭に合わせ、試合が遂に動いた。
試合は0-1のまま終了、鹿島にとっては暗い結果となった。しかし、失点はたった1点。
5月30日に行われる第2回戦で2点差以上をつけて勝てば、ベスト8へと進むことができる。さらに次戦はホームで行われるため、勝機は十分にあるだろう。
川崎フロンターレ vs ムアントン 【3-1】○
こちらもアウェイで行われた第1戦。
中村憲剛を中心に攻撃を組み立て、幾度かチャンスを作るもなかなかスコアを動かすことはできない川崎。そんな中、コンサドーレ札幌への移籍が決まっているチャナティップ・ソンクラシンのドリブルはやはり光るものがあった。タイのメッシと言われるだけあり、細かいボールタッチと小魚のような俊敏なドリブルで川崎のDF陣を苦しめた。
なかなかゴールが決まらないまま迎えた前半のアディショナルタイム。エリア付近で縦パスを受けたティーラシル・ダンダのミドルが突き刺さり、痛い時間にリードを与えたまま前半終了のホイッスル。
後半に入り、川崎は徐々にペースを握っていく、そして迎えた65分、ここから川崎の逆転劇が幕を開けた。家長のクロスからの折り返しに、中村が冷静にゴールへと流し込み同点。そしてその69分にはまたもや家長のクロスから小林がボレーで合わせ逆転に成功する。盛り上がっていた敵地サポーターを一気に沈めた。
そして89分、とどめの一発を阿部が奪い3-1で勝利した。2試合合計で争われるラウンド16、最後の1点が30日のホームで行われる2回戦に与える影響はとても大きい。
5/24には浦和と済州Uが対戦する。