本日の日経平均は小幅に続落。イタリア政局や米中マクロ指標を意識したポジション整理売りに押されて前場に19,570円(−112)まで下落したものの、引けにかけては先物での買戻しが下支えとなり19,600円台後半で底堅く推移。

東証主力株はセクター間の特色の薄い高安マチマチの商状。中小型株は 3661 エムアップ、4284 ソルクシーズ、3788 GMOクラウド、7721 東京計器、3853 インフォテリア、2351 ASJ、6541 グレイステクノロジー、3825 リミックスポイント、6198 キャリア、2656 ベクター、2488 日本サードパーティなどに短期資金が流入。

日経平均 19,677円 −4、Topix 1,572 +2

225先物(6月限)19,670円 為替 111.00円/ドル
NYダウ先物 21,060ドル −6

■ テクニカル : 右肩下がりの10日線に上値を抑えられつつ、25日線には下値抵抗を示す方向感の乏しい形状。19,000円台後半のレンジ相場継続が本線となりますが、戻りの鈍いドル円を踏まえれば「ブレるなら下方向」を念頭に。

big (24)

【ウォッチ銘柄】
△ 9984 ソフトバンク
エヌビディア関連としての資金流入に加えて、昨年買収した英半導体設計大手アームHDによるがAI・VR対応の新プロセッサー発表も追い風に終値ベースでの年初来高値を更新。

△ 4284 ソルクシーズ
ブロックチェーン推進協会への加入を材料視してストップ高。

△ 3904 カヤック
週初のメルマガ銘柄。前日比8%高にて直近高値を更新!スマホゲーム関連へのディーラー資金流入は継続していますので、好トレンド銘柄の順張りスタンスを継続。

■ 後記 : 弱テクニカル銘柄は大胆にポジション縮小

本日の東証1部新高値は約120銘柄。一方、新安値は 1605 帝石、5711 マテリアル、6366 千代健、7270 SUBARUなど約70銘柄。日経平均が4月に底を打った経緯や20,000円トライがワンチャンスの現在の値位置を踏まえれば、“物色の二極化”は明白

5/18の急落を「トレンド形成ではなく、FOMC前の陽動戦」とお伝えしましたが、6/13,14までの日数を踏まえれば、目先1,2週間以内に同様のシーンがもう一度くらいあっても不思議ではありません。

その際には現在売り圧力が高まっている弱テクニカル銘柄ほど過敏な反応が警戒されますので、
弱テクニカル銘柄、ストレス玉については売値に固執せずにポジション縮小を計って行ってください。

では 本日もお疲れ様でした。

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