前場の日経平均はNY株安を嫌気して20,144円(−80)まで下落した後、112円台を回復したドル円が下支えとなり20,200円水準の持ち合いに移行中。東証主力株は続伸したNY原油を追い風に素材エネルギー関連、米長期債利回りの上昇を好感した金融株が買われた他は高安マチマチ。

中小型株は、8015 堀田丸正、3825 リミックスポイント、7746 岡本硝子、6888 アクモスなどが買われたものの、主役クラスは総じて軟調に推移。

□ 午後の展望 : 持ち合い継続

NYダウ・ナスダック先物ともに軟勢を継続しているだけに20,200円台半ばでは上値を重くする一方、ドル円が112円水準をキープできれば20,100円台では底堅く推移する方向感の乏しい流れがメイン。

■ 午後の戦略 : ナスダックの軟勢をケアしながら押し目買い!
前場の東証主力株はドル円の騰勢よりも「ナスダック急落」を警戒する向きが優勢。素材エネルギーはアヤ戻し、金融株はオバマケア代替法案の採決断念によるトランプ政権の政策推進力が警戒されるだけに持続性に疑問が残ります。よって、持ち合い中期化ケアを優先においた東証主力軽視、中小型優先スタンスを継続していきたいところ。

その中小型株需給においても主役クラスが売られているようにナスダック安の影響が垣間見られますので、余力残しの押し目買い狙いで臨んでください。

では 午後もよろしくお願いします。