本日の日経平均は小幅に反落。113.40台まで上昇したドル円を追い風に20,197円(+141)まで買われる場面もあったものの、北朝鮮による午前中の弾道ミサイル発射や「15:30からの重大報道」を警戒して19,971円(−84)まで反落。引けにかけてはやや落ち着きを取り戻して20,000円台を回復。ザラ場中の上下幅200円超えは6/15以来。

東証主力株は、NY原油高を好感した資源関連、ドル円高を好感した自動車株が買われた以外は高安マチマチ。中小型株は 任天堂(7974)の軟化に追随してゲーム関連を中心に現金化が進んでいたところに、北朝鮮リスクを回避する動きが加わり 主役クラスは広く深く売られる格好。6208 石川製作所、7721 東京計器など防衛関連の一角には短期資金が流入。

日経平均 20,032円 −23、Topix 1,609 −4 
 
225先物(9月限)20,010円 為替 112.60円/ドル
NYダウ先物 21,415ドル −21

■ テクニカル : 直近レンジ内の推移に留まっており、終値20,300円台乗せにより複数の買いサインが一気に点灯する楽しみな形状ですが、「MACD陰転、連日の10日線割れ、5日・10日線のデッドクロス」などを踏まえれば売買戦略は下押しへの備えを優先。

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■ 後記 : 現在の市場リスクは大きく2点。
(1) 北朝鮮リスクの再燃による「外資勢の日本株見送り・手仕舞い加速」リスク。
(2) 任天堂(7974)を起点とする「中小型株への連鎖的な現金化売り継続」リスク。

北朝鮮に対して米国が即座に戦争行動に移る可能性は低いとみていますが、トランプ大統領のツイッターでの過激発言は不可避であり、中国ロシアにまで矛先が向かうようなら混迷度が深まる可能性があります。

任天堂発・中小型株連鎖安リスクに関しても、任天堂が既に高値から1割の調整をこなしている経緯や旺盛な押し目買い需要から深押しは回避されるとみています。

ただし、ナスダックの軟勢に追随した直近のハイテク株動向、同時に発生した北朝鮮リスクによる市場マインドの冷え込みを踏まえれば油断は禁物。
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※ 最終的な明日の戦略・展望は明朝のコメントを参照ください。

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