天皇杯3回戦が昨日行われ、4回戦ラウンド16への進出チームが出揃った。
9月20日の4回戦進出チーム:
①鹿島アンラーズ
②清水エスパルス
③柏レイソル
④AC長野パルセイロ
⑤ガンバ大阪
⑥ジュビロ磐田
⑦大宮アルディージャ
⑧筑波大学
⑨浦和レッズ
⑩セレッソ大阪
⑪ヴィッセル神戸
⑫横浜F・マリノス
⑬川崎フロンターレ
⑭サンフレッチェ広島
⑮松本山雅
⑯ヴァンラーレ八戸vs名古屋グランパスの勝者
⑯のヴァンラーレ八戸vs名古屋グランパスは雷雨のため中止となり、この試合の取り扱いに関しては、JFAが(1)90分間の再試合(2)中止時点からの再開試合、または(3)中止時点での試合成立の中から後日決定することになる。
なお、4回戦の組み合わせ抽選会は8月7日(月)14時から開催される。
4回戦まで進んだアマチュアのチームは、筑波大。そして名古屋グランパスと対戦するヴァンラーレ八戸もアマチュアのチームだ。
なんといっても筑波大はここまで、J1のベガルタ仙台を3-2で、J2のアビスパ福岡を2-1で下し、Jの2チームを撃破している。中でも4回生の中野誠也、この男の活躍は素晴らしい。1回戦2点、2回戦1点、3回戦2点、ここまで1試合平均1.7点の決定力を誇る。
実は大卒組として1番乗りでプロ入り、ジュビロ磐田への加入が決定している選手だ。
ユース時代もジュビロに所属し、Jユースで得点王になるなどの活躍だったが、トップチーム入りは叶わなかった。そのときの悔しさが見返してやるという反骨精神となり、ここまで彼を成長させたのだ。当初はジュビロも2部に降格し、戻りたいという気持ちもなかったそう。
しかし、筑波大を視察に来ていた名波浩(現ジュビロ磐田監督)に覚えてもらっていたことが大きく、さらにジュビロ磐田ユース時代からのサポーターも、筑波大の試合に足を運んでくれており、徐々にジュビロに戻りたいと思うようになったそうだ。
【写真】=ゲキサカ 【撮影】KOKI NAGAHAMA
8月7日の組み合わせ抽選日、そんな中野誠也の筑波大と、ジュビロ磐田が天皇杯であたることになれば、これはおもしろすぎる。
9月20日4回戦、今回の天皇杯も、面白い。