【勘流雑感】
連休中の米株は経済指標がインフレ兆候を示さなかった事でイエレンFRBの利上げペースは緩やかになるとの思惑から堅調に経過。その裏返しでドル安円高が進んでいるゆえ、本日の日本株は売りが優勢の流れが予測されるが押さば買いの強気スタイルを変える必要はなかろう。今週注目すべきは米企業決算とECB定例理事会となるが、前者は金融やオールドエコノミー中心、後者はテーパリングに含みを残す事前予想の範囲内で着地するを見ているだけに、マーケット全体の需給ベクトルの影響はなかろう。すなわち、上値も下値も限定的なため、市場に楽観色が広がろうとも冷静に利入れを交えていく気概で挑まれたい。
先物に関しては、20,000円付近から19,900円までを買い下がって大半を60−80円幅の小救いで回す。それ以外は開店休業。個別に関しては低位ボロ株の躍進が目立つ薄っぺらい相場つきだけに熱くなりすぎず、事前の設定した売り買い要件に沿って耽々粛々と回していかれたい。勘流銘柄は □ 3669 モバイルクリエイト、□ 短期指向3600番台2銘柄、■ 中期指向6000番台銘柄に加えて、□ 本日からの新提唱5銘柄体制にて飛躍を期す。

【勘流銘柄】
(その他)
6628 オンキョー、6862 ミナト、76〇〇 etc
再号令を待ちながら現値を坦々と拾うが上策。

【雑記】
国内では安倍内閣の支持率低下でマスコミや取り巻き評論家風情が大喜び。籠池氏の人間性に関する問題を首相のそれにすり替え、官僚主導を政治主導に切り替える事案さえ批判のための批判。最近我が家にかかってきた某大手新聞の世論調査は、安倍内閣に対して「1非常に信頼している、2余り信頼していない、3信頼していない、4不信感を持っている」との設問。1以外は不支持票とする卑劣なやり口。TVではポンコツ評論家が安倍批判ありきで、政策により景気が着実に下支えされている事を示す具体的な数字には触れず、「景気が悪い」の一点張りで国民の理性ではなく感覚に訴える類の手口がオンパレード。安倍氏に代わるほどの官僚への発言力、海外重要人物との人脈力、政治家を動かせる力を有する仁があれば首相交代もやぶさかではないが、敵失を狙うだけのクリーンな能無し連中に何ができるのか。

物事の是非を数字で決める外人部隊の日本株離れは多少気掛かりだが、今週のECB理事会にて過度のテーパリング懸念が緩和されれば、カネ余り期待による上値追い相場入りもありえよう。

何かしら参考になっておれば是非に。
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