おはようございます。

昨日のNY市場は反落。主要3指数が最高値を更新した前日の反動、トランプリスクなどが上値の重しとなった一方、ECB理事会後のドル安が下支えとなり、21,600円付近で持ち合う流れに。ナスダックは2年5か月ぶりの10日続伸。

NYダウ 21,611ドル −28、ナスダック 6,390 +4 
米10年債 2.257% −0.011、NY原油 46.79 −0.33
為替 111.88円/ドル、日経先物(夜間) 20,060円 −30

□ 本日の展望 : 利確賛成ムード
日欧中銀会合後の為替の不安定さや週末のポジション整理需要が足かせとなる弱含みの推移が本線。想定レンジは20,000〜20,200円。

big (7)

★ 本日の展望 : レンジ内の逆張りスタンスを継続!
注目のECB理事会&ドラギ総裁の会見は、金融緩和策の継続に言及する一方で、秋にはテーパリングについての議論を開始するという強弱入り混じった結果に。これを受けて為替はユーロ買い、ドル売りで反応したものの、米債券や株式市場への影響は限定的となりましたので、目先の日本株は「20,000円付近のレンジ相場継続」が本命視されます。

よって、
過度の下ブレ不安は解除しつつ、平時の週末シフトとして3割前後の余力維持を優先したら、好トレンド銘柄の押し目買いスタンスを継続していってください。


【ウォッチ銘柄】 
△ 3407 旭化成
4−6月期営業益は、自動車向け高機能樹脂の販売好調さを背景にコンセンサスの339億円を上回る380億円程度で着地したとの報道。

△ 7751 キヤノン
17年12月期営業益は従来計画の2700憶円を上振れる3300億円程度の見込みとの報道。

■ 後記 : EU経済は底堅さを増しているように映りますが、あくまでもリーマンショック時の大ダメージの反動であり、財政出動に踏み込めないままでは正常化はほど遠いでしょう。

現在のユーロ高に関しても、年初から6月半ばまでは「売りポジションの買戻し」が主要因だったのに対して、6月後半以降は欧米金融資本によるバブル化が原動力であり、その終焉時にはマーケット全体にダイナミックな需給変動が生じるとみています。

昨年のブレグジットや米大統領選に絡んだ乱高下の際に「どのように振舞うのがベストだったか」を常に念頭に置きながら、現状でできることを丁寧にこなしていってください。

『 体は休めても頭はフル回転! 』


では 本日もよろしくお願いします。