株主優待新設&昇格も期待!田辺工業(1828)の立会外分売詳細と予想

2017年8月23日(水)~ 8月25日 (金)に立会外分売実施が予定されている田辺工業の分売詳細情報です。

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田辺工業の立会外分売詳細

銘柄名田辺工業(1828)【東証二部】
発表日2017年8月4日(金)
分売予定日2017年8月23日(水)~ 8月25日 (金)
分売実施日2017年8月23日(水)
売買単位100株
申込上限1,000株
信用区分信用
分売枚数2,000枚(200,000株)
分売総額約1.65億円(分売発表日終値ベース)
分売価格940円
割引率1.98%
分売目的流動性向上

田辺工業の株式データと推移

発表日終値825円
発表日出来高246枚
分売前日終値959円
分売前日出来高539枚
予想PER8.55倍
実績PBR0.81倍
株主優待9月末、3月末
100株以上保有…クオカード500円分
予想配当利回り2.09%

田辺工業の業績データ

2018年3月(予想)2017年3月2016年3月
売上高(百万円)32,50030,59328,885
営業利益(百万円)1,6001,7461,575
当期利益(百万円)1,2001,195971
ROA(%)17.7115.11
ROE(%)21.5119.99
自己資本比率(%)82.781.6

田辺工業の立会外分売評価と予想

上場日・分売実績

3月1日以来、今年2回目の分売実施となります。
前回の結果は、始値+1.1%、終値-1.2%となっています。

分売目的

適時開示には「分布状況の改善、流動性向上」と記載されております。
ただ今回の分売で株主数が1部昇格要件に達することから、近いうちに昇格する可能性があります。

流動性

板は厚く、発表前の出来高平均は150枚前後と、流動性はまずまずな水準です。

株価・ボラリティ

前回の分売以降の株価推移ですが、一時600円付近まで下押しした場面もありましたが、その後は反発して年初来高値である938円まで上昇しています。
その後は安定した値動きとなり、800円~900円の間で取引されています。

PER7.36倍、PBR0.70倍の株価水準は、同業他社と比べてかなり割安と言えます。
成長性も高く、割安銘柄としての魅力は高いでしょう。

配当金・株主優待

配当金は1株20円となっており、配当利回りは2.42%となっています。

また分売発表当日に株主優待新設も発表されており、年2回100株以上保有でクオ・カード500円分がもらえます。
優待利回りは現在のところ、1.21%となっています。
優待と配当を合わせた総合利回りは約3.6%

昨年は増配もしており、積極的に株主還元策を打ち出しています。

業績

前期業績は売上高+5.9%、利益+11%の増収増益となりましたが、今期予想は売上高+6%、利益-8%の減益となる見込みです。

しかし分売発表と同日に発表された第1四半期の業績は、前年同期比で営業利益が40.9%増と好調な着地となったことから、上方修正される可能性があります。

総合評価(分売発表時点)

評価
B(7)

前回の分売では、発表日までに株価が上昇していたことと、割引率が渋かったことなどから終値ではマイナスリターンとなりました。

今回は枚数がやや多くなっていますが、現在も非常に割安水準の株価であることや、昇格期待の思惑買いもあって買い需要は高くなると思います。

ただ好材料が多く、明日以降株価が急騰する可能性があり、上昇しすぎると旨味が少なくなりそうです。
実際、夜間取引ではすでに900円台にまで高騰しております。

優待権利も近いことから、割引率さえしっかりしてれば割れることはないと思います。

株価が上がりすぎずにディスカウント率も低くなければ、参加する方針です。

総合評価(分売前日時点)

評価
C(6)

発表日から上昇を続け、一時1,000円の大台にもつけております。
本日こそ値を下げましたが、割引率は1.98%と渋く設定されて、発表日終値から約14%高い分売プライスとなっています。

流動性は高くなっているので枚数的には十分吸収できるのですが、値を上げてしまっている分、そこまで大きなリターンは期待できないかもしれませんね。相場環境が良くないことも少し影響しそうです。

ただ、まだまだ割安の水準ですし大きく割れることはなさそうなので、一応参加する方向でいます。

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