本日の日経平均は続落。朝方こそ買戻し優勢にて19,500円台半ばまで反発したものの、北朝鮮による前日の水爆実験に続く、「大陸間弾道ミサイルの移動開始」報道がリスク回避売りを加速させて19,354円(−153)まで下落。引けにかけても安値買い機運は盛り上がらないまま、19,400円水準の持ち合いに終始。

東証主力株は 9104 商船三井、6702 富士通、7974 任天堂を中心に概ね軟調。中小型株は「8/9の日経急落以降累積した潜在的売り圧力」が連鎖的に投げ売りを誘発。マザーズ指数は8月安値を下抜け、8927 明豊エンター、4579 ラクオリア、4772 デジアド、5381 MIPOX、3807 フィスコ、7612 Nutsなどが急落。

日経平均 19,385円 −122、Topix 1,590 −12
225先物(9月限)19,430円 為替 109.29円/ドル
NYダウ先物 21,931ドル −49

■ テクニカル : 長めの陰線連発による5日ぶりの10日線割れが8月下旬のリバウンド基調終焉を示唆。8月後半の安値水準である19,300円台半ばが抵抗帯となるなら「19,000円台半ばのレンジ相場回帰」、19,200円付近まで下値を切り下げる場合には再度19,000円の攻防をケア。

マザーズ指数は8月安値を下ブレた事で1000水準までの一段安が視野に。年内は1100〜1120レンジが非常に強い上値抵抗帯として意識されます。

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【ウォッチ銘柄】
△ 9636 きんえい
7月中間期営業益予想を0.9億円から1.41億円に上方修正。

△ 6898 トミタ電機
18年1月期純利益予想を19(百万円)から80に大幅上方修正。

△ 5713 住友鉱山

リチウムイオン電池関連の中核としての存在感や野村の目標株価大幅引き上げ(1460円→1850円)が下支えとなり逆行高。

★ 6723 ルネサス
本日の3日続落も全体需給の急激な悪化においては底堅さが顕著に。8月下旬の日経反発時の物足りなさからは 〜(略)〜も急ぐ予定ですが、攻守両面での優位性に変わりはありません。明日もターゲットプライスまでの買い下がりが主戦略。

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■ 後記 : 先月半ば以降にお伝えしている経緯から、
潜在的な売り圧力の高まりによる日経平均の19,000円水準までの下落、個別株の“投げ売り連鎖”に関しては概ね想定内。しかし、北朝鮮による水爆実験直後のICBM発射準備(報道)、新興銘柄を中心とした下落率10%超銘柄の多発については、「一定の余力維持、手仕舞い条件の徹底」だけでは不十分だったかと思います。申し訳ありません。

木曜のECB理事会、金曜のメジャーSQ、土曜の北朝鮮建国記念日などのイベントを踏まえれば 明日も基本はディフェンス重視で臨んで下さい。

ただし、本日の個別株の売られっぷりからは近々にも“市場マインドの陰の極”到来の可能性が高いと判断していますので、〜(略)〜場合には 明日にも☆ Sラボ新銘柄による逆襲に向けた布石に取り組む予定です。

  (会員サークルより >>Sラボ参加案内

では 本日もお疲れ様でした。

8/9をイメージしながら肩の力を抜く。
こちらもぜひに!♪