本日の日経平均はECB理事会後のドル円の軟化や4−6月GDP改定値の下方修正(前期比年率+4.0%→+2.5%)を嫌気して軟調にスタート。昼過ぎにかけても明日の北朝鮮建国記念日に絡めた地政学的リスクや週末のポジション整理が重しとなり19,300円台前半で持ち合うと、14時ごろからはドル円の107円台までの一段安に追随した先物主導で19,239円(−157)まで下値を模索した後、本日のSQ値(19,278円)水準で取引を終了。ドル円、日経平均のテクニカルはともに8月以降の下値抵抗帯ブレイクにより軟勢を強める格好

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東証主力株は素材エネルギー、機械セクターの一角を中心に売りが優勢。中小型株は 6077 N・フィールド、3896 阿波製紙、3179 シュッピン、1921 巴コーポなどに短期資金が流入。マザーズ指数は終値ベースでの直近安値を更新。

日経平均 19,274円 −121、Topix 1,593 −4
225先物(12月限)19,140円 為替 107.80円/ドル
NYダウ先物 21,741ドル −63

【ウォッチ銘柄】

△ 8013 ナイガイ
18年1月期営業益予想を2.1億円から3.7億円に上方修正。

△ 7983 ミロク
9か月決算が通期予想を超過。イムラ封筒(3955)は中間期業績が通期予想を超過。イトクロ(6049)も好進捗率。

△ 3245 ディアライフ

17年9月期経常益予想を18億円から19.29億円に上方修正。

■ 後記 : ドラギECB総裁によるユーロ高けん制発言に逆行するユーロ高、当面の米債務上限問題の解消を軽視したドル安が「ファンダメンタルズ不問の需給相場」を示唆。すなわち、買い材料には緩慢に、売り材料には過敏に反応する相場つきへの変化が警戒されます。

週明けは北朝鮮動向を確認しながらの組み立てとなりますが、“想定外”への柔軟な対応を優先しながら、引き続き“陰の極”の見極めに注力していく予定です。

※ 「来週の展望」は土曜の更新予定です。来週の売買戦略は日曜15時のメルマガを参照ください。
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では 今週もお疲れ様でした。

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