おはようございます。

NY市場は6日続伸。10年債利回りが2.1%割れまでオーバーシュートした債券需給の反動による「債券売り・株式買いトレード」の進展、債務上限引き上げ問題で示したトランプ大統領の政策運営能力に対する見直し機運 & 税制改革期待などが押し上げ要因に。NYダウは連日の最高値更新。日経先物は、米長期金利のリバウンド基調に順じたドル円の騰勢を追い風に一時19,900円まで上昇。

朝方発表された経済指標は9月ミシガン大学消費者信頼感指数、8月鉱工業生産、小売売上高などが軒並み市場予想を下回ったものの、ハリケーンの影響を除けば基調の良好さに変わりがないとの見方が大勢を締め、マーケットへの悪影響は限定的に。

NYダウ 21,268ドル +64、ナスダック 6,448 +19

米10年債 2.202% +0.003、NY原油 49.92 +0.03
為替 110.90円/ドル、日経先物(夜間)19,850円 +60

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【主な政治・経済イベント】
9/18(月) 米9月NAHB住宅市場指数
9/19(水) 米FOMC(〜20)、8月住宅着工
9/20(水) 日銀金融政策決定会合(〜21)、米イエレンFRB議長会見
9/21(木) 米9月FF連銀指数、8月CB景気先行指数

■ NY市場展望 : 上昇トレンド継続
トランプ政権の経済対策に対する期待や米債券市場のオーバーシュートの反動による「債券売り・株式買い」の進展を追い風とする上値模索トレンド継続が本線。想定レンジは
22,050〜22,500ドル

△ FOMCとイエレンFRB議長の会見
保有資産の圧縮開始、9月 or 12月の利上げ、その後のマイルドな金融引き締めの決定がコンセンサス。正味のサプライズはなくマーケットにとっては短期的な変動要因に留まる可能性が高そうです。

ただし、4月からほぼ一本調子で上昇している
ユーロ市況は米債券市場と同様にオーバーシュートの領域だけに、FOMCがこれらの需給陰転の‘建て前’となる場合には 株式市場の利確ラッシュ → 21,900ドル割れに警戒したいところ。

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△ ドイツ総選挙(9/24
: 与党サイドの勝利 → メルケル氏の4選がコンセンサス。マーケットにとっては潜在的な追い風に。

〜(略)〜

余談ですが・・・、ドイツの主要マスコミのバックにはグローバリズムを標榜し、地球温暖化防止を煽り続けるロスチャイルド家が居座っています。‘反’グローバリズムの総元締めであるロックフェラー家の思惑によるブレグジットやトランプ政権誕生後の彼らの焦りは尋常ではなく、ドイツではマスコミを総動員してAFDへのバッシングを強化 → メルケル政権の安泰という歪な政治構造となっています。フランスで39歳のマクロン氏が大統領となったのも同じからくり。すなわち、極端な言論規制とグローバリズムが中核となっているドイツ(+フランス)と中国の歩み寄りは歴史の必然なのかもしれません。

▼ 北朝鮮リスク
: 引き続き、市場の最大の波乱要因として警戒。ただし、9/15(金)に開かれた国連安保理の緊急会合では追加制裁を見送る非難声明に留まりましたので、騒動は一旦鎮静に向かいそうです。
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※ 日本市場展望は明日更新させていただきます。

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