おはようございます。

週明けのNY市場は7日続伸。米朝軍事衝突リスクの緩和や債券市場の利確トレンド(金利は上昇)を背景に金融株主導で堅調に推移。ナスダックも続伸。エヌビディア株は上場来高値を更新。CME225はNY株高・円安を好感して一時20,005円目前まで上昇。

NYダウ 21,331ドル +63、ナスダック 6,454 +6

米10年債 2.234% +0.032、NY原油 49.91 +0.02
為替 111.59円/ドル、CME225 19,995円 

big (6)

□ 本日の展望 : 20,000円トライ!
プラスのリスク志向を継続した海外市場の流れを汲んだ買い方優位の寄り付き後、引けにかけては今晩からのFOMC、明日からの日銀会合を前にした様子見色の強い展開が本線。想定レンジは19,850〜20,100円。※ 今週のNY市場展望はこちら日本市場展望はこちら、今週の戦略は昨日のメルマガを参照ください。

★ 本日の戦略 : 飛び乗りは最小限に!
連休中の「北朝鮮リスクの高まり」回避やNY株・ドル円高による安心感で気が大きくなりやすいタイミングですが、日米中銀会合を“建て前”とした乱高下には要注意。

よって、先週末の北朝鮮のミサイル再発射も買い向かった強気スタンスを継続しつつ、飛び乗り買い、ストレス玉のホールド、銘柄数の持ちすぎなど
「過度の楽観」は避けたいところ。安定した上昇トレンドではありませんので、出遅れ銘柄への資金配分もほどほどに。

【ウォッチ銘柄】
△ 3288 オープンハウス
17年9月期純利益は会社計画の220億円から240億円程度に上ブレる見込みとの報道。

□ 補足 : 衆議院解散総選挙まで残り1か月
今週のFOMC前後に突発的な上下はあっても堅調な需給トレンドは継続し、ドイツ総選挙(9/24)、マクロン仏大統領のユーロ圏改革案も株価への影響は限定的 or プラスに作用すると想定されます。

その場合、中国における10/1からの7中全会、10/18からの(5年に1度の)共産党大会、10/22が本命視されている国内衆議院総選挙が日本市場にとっての次なる注目イベントに。

中国共産党大会については、歯止めの効かない資本流出と理財商品のバブル崩壊リスクへの対応が優先されますので、従来のような大盤振る舞いの経済対策は臨みにくい環境。ただし、衆議院総選挙については北朝鮮リスクや野党サイドの自滅により(外資勢が好む)与党の地盤固めが想定され、10月下旬からの中間企業決算の上方修正ラッシュとの相乗効果を高めるようなら21,000円トライも視野に。

もちろん、長期戦必死の北朝鮮問題、ユーロ市況を起点とした突発的な需給陰転などリスク要因の多さに変わりはないものの、6月以降の「急落か持ち合いか」の護り重視スタンスに慣れてしまった方は極力早く『 攻撃の感覚 』を取り戻すことにご注力ください。

『 好みと体調にあった辛さの選択!』

では 本日もよろしくお願いします。