【勘流雑感】
先週末の米株は平穏に通過したが、北朝鮮外相が米国本土へのロケット攻撃をも辞さぬ覚悟を示した事で極東での地政学的リスクは膨張し続けている。20,100円台ではドイツ総選挙におけるメルケル勝利、明日が最終日となる中間配当権利取りがサポート要員となるとみているが、国内外の目まぐるしい政治情勢の変化に混乱気味の需給環境を鑑みれば、今週は19,800円台前半の13週ラインまで下落する場面もありうる頭で取り組まれたい。ただし、欧米巨大投資家群にとって北朝鮮問題は関心が低く、中国株式市場の堅調さも過剰な悲観スタイルを否定しているゆえ、10月前半20,500円、年末21,000円オーバーを目した買いタイミングの熟考に力を注ぐが善かろう。
さすれば、先物に関しては平時の半数程度の資金枠にて、20,100円台から20,000円近辺までを買い下がり、大半を60−80円幅の小救いに処す。19,950円割れは撤収。途転売りは見送り。個別に関しては先週末の需給悪化が一時的なものか否かを見極めたいため、本日中は手持ち銘柄のフォローに回られたい。
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【勘流銘柄】
■ 6728 アルバック
9/15 6,270円より 9/22 6,830円 +560 8%高
先週末は中小型株が幅広く売られる中で年初来高値を更新。10月前半7,●00〜8,000円を目標価格帯とし、今週も押さば強気に。

□■6千番台3銘柄
先の上振れを目して眼前の押しを粛々と。

(その他)
6998 タングステン

先週末は289円寄り付きから346円まで20%弱の躍進。2万株でも100万円程度のリターンとなった。核シェルター設置推進の正味の追い風力は未知数ゆえ、即回転による乗り換えが上策。

◎ 6918 アパレルデータ
GS君提唱中。9/6の1,781円から先週末の2,090円にて17%高、3000株でも約90万円のリターンに。目先は利入れ先行が得策ゆえ、押し目買いで注目したい。

【雑記】

日米で21年間活躍したプロ野球千葉マリーンズの井口資仁選手が、引退試合の最終打席でものの見事に同点ホームランを放った。近頃の国内政治は、議席に固執して平気で仲間を裏切っては勢いのある集団に移ろうとする風見鶏議員や他人の足を引っ張る事ばかりに執心する輩ばかりだが、日本人の禅の精神を思い出させる貴重な出来事に思える。

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