写真=スポニチ
9月27日、AFCチャンピオンズリーグ2017準決勝、第1戦が行なわれ、浦和レッズが上海上港とアウェイでの対戦。
開始早々から上海上港が攻め込むシーンが多く見られ、元ブラジル代表のフッキや同国出身のテクニシャン、オスカルなどを要する攻撃陣はさすがに個々のレベルが高い。
しかし、それは以前からわかっていたことで、浦和はその個々の能力をチーム力でいかに潰すことができるかが勝負の分け目となることは皆が理解していたことだろう。
しかしブラジル組の攻撃力は予想以上に高く、前半15分、鋭いドリブルで切り込んだフッキが浦和のネットを揺らす。
出典=Youtube
この時点で完全に攻め込まれており、大量失点で負ける可能性も見えなくはなかった。実際、試合終了後のシュート数を見てみると上海上港が21本、一方の浦和はわずか3本しか打てていない。
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しかし、最悪の事態を避けたのはやはりあの男、柏木陽介だった。コンディションは良くなく、強行気味に出場した柏木が27分に同点打を叩き込む。
前に続き後ろも必死の守備でゴールを死守する浦和。エウケソン、オスカルのシュートをGK西川が好セーブで防ぎ、先制を決めたフッキには槙野が徹底して体を寄せ仕事をさせなかった。
後半に入ってもかなり攻め込まれ、オスカルの直接FKではポスト直撃、決定機も西川が体を張ってゴールを死守し、貴重なアウェイゴールを手に入れ10月18日の第2戦に臨む。
一方のアルヒラル(サウジアラビア)対ペルセポリス(イラン)は4-0でアルヒラルが圧勝。
浦和が決勝に進めば、相手はアルラヒルが濃厚そうだ。