参加は悩みどころ??ジェイ・エス・ビー(3480)IPOのBB参加スタンスと初値予想!

7月20日に上場予定のジェイ・エス・ビーの仮条件が決定しましたので、初値予想と抽選参加スタンスを含めてお伝えします!


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ジェイ・エス・ビーのIPO仮条件

市場東証2部
事業詳細学生向け物件を主とした不動産賃貸事業、高齢者住宅事業・その他の事業
業種不動産業
ブックビルディング期間6/30(金)~ 7/6(木)
購入申込期間7/11(火)~ 7/14(金)
上場日7/20 (木)
想定価格3,100円
仮条件3,100円~3,200円
公開価格3,200円
IPO用途設備投資など
オファリング・レシオ約12%
吸収金額16.6億円
時価総額135億円
当選枚数公募3,335枚
売出1,172枚
OA(オーバーアロットメント)676枚
合計5,167枚

証券会社別の抽選枚数(予想含む)

証券会社抽選枚数
主幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券417枚
幹事SBI証券101枚
野村證券20枚
SMBC日興証券5枚
いちよし証券7枚
エイチ・エス証券7枚
岡三証券5枚
エース証券-枚
西村証券-枚
委託幹事カブドットコム証券-枚

ジェイ・エス・ビーの初値予想とBB参加スタンス

仮条件と価格設定

ジェイ・エス・ビーのIPO仮条件ですが、3,100円~3,200の少し強気の設定となりました。
大手予想会社の評価が乏しかったので、意外な結果となりました。

価格設定は賃貸不動産業であるものの、割安感は感じられます。
やや値嵩株ですので、リターン&リスク共に大きくなります。

業種と業績

業種は学生向けの賃貸不動産業(本社:京都)で、IPOとしては人気がある方ではありません。
ただ売上・利益は堅調となっており、今後も学生の多い京都を中心に安定した経営となりそう。

上場市場と規模は?

上場市場は初値が高騰しにくい東証2部。約17億円の吸収金額となります。
東証2部ではやや中型の規模となり、枚数は5,000枚以上とやや多いです。

同時上場となり前日にもIPOがあるので、資金が分散される可能性はあります。
本IPOは東証2部上場で注目されにくいということも、影響が大きくなりそうでしょうか。

需給面は?

売出株比率が少なく、オファリング・レシオも約12%と、非常に低めであることはポジティブ要素となります。

しかしベンチャーキャピタル保有が50万株以上と大量ですね^^;
ロックアップこそ1.5倍でかかっているものの、ここまで多いと買い控えが起きそうな気がします。
ベンチャー企業とはいいづらい業種で、ここまで出資していることは珍しいですね。

初値予想と評価

初値予想
3,300円〜3,500円

大手予想会社の初値予想 3,300円〜3,600円(仮条件決定前)

ジェイ・エス・ビーの初値予想と評価ですが、東証2部上場の地味業種となりますので、まずそこで初値高騰の可能性は低くなります。
さらにVC保有がたくさんありますので、上場時の地合いによっては公募割れの可能性も捨てきれません。

現在の地合いが続くのであれば恐らく公募割れすることはなさそうですが、上場はまだ先になりますのでその時の地合いを予想するのは難しいですね。
同時上場ということも不安要素となります。

ポジティブ面としては、そこまで公開規模が大きくないことでしょう。
業績も好調ということも評価できます。

ということで初値予想は、若干のリターンとなる予想とさせていただきました。
ただ場合によっては公募割れリスクが発生するということも、注意しなければなりません。

直近の東証2部・同業種IPO結果は、2015年に上場した「ケイアイスター不動産(吸収金額:29億円)」がありますね。
こちらは公募比+6.8%で着地しております。
規模の違いはありますが、今の地合いが続けば、おそらくジェイ・エス・ビーIPOも似たような初値形成となるのではないでしょうか。

ジェイ・エス・ビーのBB参加スタンス

証券会社抽選枚数
主幹事三菱UFJモルガン・スタンレー証券参加
幹事SBI証券参加
野村證券参加
SMBC日興証券見送り
いちよし証券検討中
エイチ・エス証券検討中
岡三証券検討中
エース証券ネット申込不可
西村証券ネット申込不可
委託幹事カブドットコム証券参加

参加スタンスですが、とりあえず主幹事以外の、辞退ペナルティがある証券会社以外は申し込むつもりです。

あと初値自体もそこまで期待できないことから、枚数が少なく当選期待が薄いところは見送る可能性があるとします。

参加する方も限定されそうですので、当選確率はいつもよりは高くなるでしょう。

ここで予想以上の初値を付けた場合、今の地合いは本物であるということが言えそうですね。

直前初値予想とセカンダリー期待度

初値予想
3,400円(+200円)

現在の地合いなら恐らく公募割れはせず、若干のリターンになると予想します。
ただ3社同時上場となったことで、資金分散が少なからず起きる可能性があります。

本IPOは東証2部上場で、注目度が低いだけにより資金分散の影響が大きくなるでしょう。
ただ不人気業種ではありますが規模はそれほど大きくはないので、現在のIPOブームの中での上場なら公募割れはしないと思います。

過去の統計から、公募比+10%以内の初値で落ち着くのではないでしょうか。

セカンダリーは?

とにかくベンチャーキャピタル出資が多いので、上場した後の買い需要は限定的になりそうかなと思います。
成長性は期待できますが、公募価格が割安水準とも言えませんので、セカンダリー参戦は厳しいと予想します。

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