【勘流雑感】
昨日の日本株は、前場の23,300円台から午後には22,500円まで暴落した後に22,800円台で終了。ここまでであれば9月安値から4,000円もの急騰相場に対する反動の範囲内であったが、昨日の米株にてトランプ税制改革に対する期待剥落による需給暗転の兆し生じ、日経先物は22,300円台まで下振れた以上、少なくとも最近までの一本調子の上昇ベクトルは終焉したとみるが妥当であろう。このタイミングで改めてサウジ情勢を危惧する見方やロシアゲート疑惑を問題視する風潮が高まるようなら、21,000円台まで下落しても不思議ではない。
先物に関してはボラティリティの高まりゆえに買いでも売りでも利益獲得機会は十分に存在するが、「大陰線までは買い」としてきた弱気条件に触れた以上、一旦はショート主体で攻め入る。先週までに比べて投入資金は減額したうえで、22,800円までをパラパラと売り上がり、半数を80-100円幅の即転、残りをホールドに処す。22,850円超えなら半数撤退。個別はVIX<1552>でヘッジをかけ続けながら、押し目買い好機として挑むが上策。
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【勘流銘柄】
□ 7612 Nuts 
11/7 220円より 11/9 241円 +21 9%高
今年3度目の提唱。全体相場の閉塞感を利用した梃入れが期される。万年赤字企業だけに本日の決算に多くは期待できぬが、仕掛けと提灯筋の動向次第では先月同様の2割高はワンチャンス。

(その他) 
4565 そーせい

認知症の治療薬を開発すると発表。株価が高い方が提灯筋の出入りも少ないだけに、こっそりと種を蒔くも上策。

1552 VIX
今週の決算一巡による日米株価調整リスクに対するヘッジでコツコツと。12,500円オーバーは買い乗せ。

【雑記】
旧民進党勢力や朝日毎日などに進路を妨害されながらも、政府はTPP11の大筋合意に漕ぎつけた。トップの自己中心な思考は永久に変わらない中国、現世よりも過去を重視する理性なき思い込み気質の韓国との交渉に無駄な時間を費やすよりも、トランプ後のアメリカを見据えながらアジア諸国との協力関係を深めるは経済のみならず防衛面でも非常に大きな意味を持つ。傲慢なAIIBに比べれば良心が残っている大手邦銀のアジア進出加速も後々の世にプラスに機能しよう。

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銘柄解説を長々と述べる事や上がる確率の高い銘柄を挙げる事はたやすいさ。しかし、重要なのは種蒔きや買い乗せの頃合い、利入れや撤収ポイント、他の持ち株との兼ね合いなどを把握しているか否か。皆でそれらの急所を押さえながら、長期的している過剰流動性相場をシンプルに生かされたい。
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